単身赴任には反対だ。
外国にご主人を単身赴任で行かせるのは危険だ。
赴任先で浮気をしてしまう可能性があるからだ。
浮気どころか、本気になったりもするし、現地妻も
かわいそうだ。いくら愛してもいつか日本に帰る
男に惚れると、未来が無い。
生活費をもらえるならラッキ-と考える人は、それで
いいのかもしれないが、できた子供はどうなる?
奥様は子供を連れて、外国に一緒に行って欲しい。
どこの国でも、奥様はご主人とペアで外国に赴任
している。日本だけが、ご主人ひとりで、外国に
行って仕事している。
これは、日本の子供の教育方法が多様化されて
いないからだと思う。
アメリカの例だが、アメリカでは、外国に行く親に
付いていく子供や、学校に行けない理由がある子供
には、ちゃんと、専用の教科書とテストの採点も
してくれる教育システムがあるのだ。
今の日本は通信教育で、義務教育を終了させる
システムを作るのは可能だと思う。
ゆとり教育で、教科書はぺらぺらに薄いし、パソコンで、
リアルタイムで授業を受ける事だって、可能だ。
英会話の会社では、カメラで先生と生徒の両方を
写して、忙しい主婦でも自宅で英会話が勉強できる
ようになっているところもあるのだ。
時差の関係で、全世界の外国に住む日本の子供が
同時に同じクラスを持つのは無理な話だが、外国に
住んでいる日本の子供に、日本の教育を受けさせて
卒業資格を与え、将来日本に帰っても直ぐ日本の
学校の授業に追いつくことができるように、日本も
考えてみるべきだ。
これだけ、グローバル化が進んでいる世界で、多くの
日本企業が海外に出ているというのに、日本政府は
現地に日本語学校さえ作っておけば大丈夫と
考えているのだろうか?
日本語学校が無い場所で仕事をする日本人は、
外国に家族で行っても、学校のある都市と、
仕事場のある町との二箇所で離れ離れに生活して
いるのではないだろうか?
日本語学校のある場所から離れられず、都市部で
高い家賃を払って経済的に苦しい生活をしている
家族も、いるのかもしれない。
また、日本にも、いじめられて学校に行けなくなって
いる不登校の子供もいる。
そんな子供を、学校に引っ張ってくるのもいいだろうが、
通信教育で義務教育を受けさせるシステムもあっても
いいのではないか?
もうすでに、そんなパソコン学校があるのなら、宣伝
が足りない。日本政府は、外国のいいところはまねて、
日本人がどんな辺鄙(へんぴ)な国に行っても、自宅
で子供を教育できるよう、DVDでも、CDでも何でも
ある時代なので、ちゃんとした通信教育の学校を
作って欲しい。もうあるなら宣伝して欲しい。
アメリカ人の友達は16歳だった。
日本で親と一緒に生活していたが、通信教育で勉強
していた。毎日時間を決めて母親と分厚い辞典のような
カラフルな教科書で学んでいた。
テストは母親付き添いで時間をくぎって受けたあと、
アメリカに郵送していた。それで高校を卒業した。
大学はアメリカだった。通信教育でも、何の問題も
無かった。
その友達は結婚して、今は上海にいるが、漢字は日本
にいるときに勉強して読めるので、今頃中国語も
読めるようになっているはずだ。
休みの日に街の喫茶店に入ったら隣の席の30代後半
ぐらいの技術者風な服装の二人が、会社の話を
していた。香港で働く日本企業の責任者が、こんど
大陸(中国)で日中合弁会社を作ることになったのに、
子供の教育ができないから大陸に入るのは嫌だと
言って、会社を急に辞めたんだそうだ。
でも本当の理由は、香港に若い恋人ができたので、
香港に住み着くことに決めたからなんだとか。
日本の家族は捨てる気でいるらしい。
(この話は、プライベートなことなのでウソも入れて
ぼかしてあります。)
単身赴任は良くない。男の人が悪いのだろうか?
そうは思わない。付いて行かない奥様と、家族の
手当てを出さない会社が悪いと思う。
一緒に付いていかない理由は子供の教育か?
それで、ご主人も失うことになってもいいのだろうか?
こんな家族が増えていいのか?日本政府も、彼らを
助けてやって欲しいと思う。