中国の官僚は農民の土地を売る
読売新聞の土曜日の記事に、中国の官僚が
開発業者と組んで、机の上で線引きして、自分たちが
売りやすい農民の土地を、紙切れ一枚で競売にかけ、
利益の80パーセント以上を山分けしているとあった。
農民がもらえるのは、10パーセント以下。
中国の農民は、知らないうちに作られた立ち退きの書類
一枚で、自分の農地から追い出されているそうだ。
デモを行った農民が逆に警察や、やとわれ民兵に、
棒で殴られてケガをしている。
もう10年前から、農民の土地の強制収用が横行している。
昨年の1月から6月までで、全国の農村で警察が抑えた
暴動や紛争は130件。その内土地の強制収用をめぐる
衝突は87件。土地を失った農民は、全国で4000万人。
外国メディアによって最近ニュースに出た映像では、
農民が老寄りであろうが、女性であろうが関係なく、若者
の集団に追われて棒で袋叩きにされていた。撮影していた
老人も骨を折られていた。
香港に近いある地区では、業者と地方政府が共謀して、
農民から二束三文で取り上げた土地、36平方キロ
メートルを競売にかけ、232億2600万円の利益を得て
山分けしたそうだ。
中国は、地方の問題にまで手が回らず、農民の訴えは
全部は解決されていないようだ。一部の汚職官僚は
裁かれて死刑になったようだが、一度うまい汁を吸った
者は、農民追い出しを止めないらしい。経済的に順調に
成長している中国がかかえる問題は「官僚の汚職と、
収賄」。業者と地方政府と銀行が、手を組んで、農民を
犠牲にして、土地を転がし億万長者になっている。
国を愛するより、お金を愛する人が多いと国が壊れる。
どこの国でも一緒だ。
日本も、国民のお金を無駄な道路工事や、無駄な施設
作りに回さないよう、郵政民営化で、税金が官僚へ
垂れ流しされるのを止めないと、国民から税金を搾り取る
ばかりでは、年金問題も医療問題も解決のしようがない。
無駄を無くして小さな政府を今直ぐ作り、国民の税金
を上手に使って欲しいんだ。小泉さんが首相の内に
さっさとやっておかないと、次の人がまた国民から
税金を取るんでしょう?「官僚と政治家の癒着の元」で
ある郵便貯金の金を民営化しておかないと官僚たちが、
いくらでも無駄に使ってしまう。
足りなくなったら国民の税金で穴埋めするのは、今回で
止めて欲しい。小泉さんのやり方が強引だから反対だと
言う人もいるが、長年の金銭がらみの癒着を切り離す
には、力で強引に引き離すしかない。郵政民営化を
国民に選ばせてくれるなら、「改革」を選ぼうではないか。