中国はベネズエラでも、石油を確保した。
ベネズエラは、最近政府がアメリカ嫌いになって、
石油を中国に売ることにしたそうだ。
中国は南米への支援額の70パーセントを
ベネズエラの援助に使っている。
中国の胡錦涛主席も2003年から2度も、この
国を訪問している。
15ヶ所の油田開発と、日量12万バレルの中国への
輸出を約束しているそうだ。
ベネズエラは、その石油を、中国は遠いので、
輸送にお金がかかるからということで、他国に売る
より安く売ってやっている。
お金儲けのためより、アメリカが嫌いな余り、
儲からなくてもいいから中国に売ろうという考えらしい。
以前はベネズエラの石油は、85パーセントが、アメリカ
向けだったが、チャベス大統領の去年の夏の国民投票で、
アメリカが反チャベスを応援したからとかの理由で、
腹を立てており、急にロシア、中国寄りに変わった。
もう3度も中国を訪問している。
つまり彼は5回も、胡錦涛と会っている。
「熱つ熱つ」の恋愛関係だ。
ベネズエラはOPEC(石油輸出国機構)で第6位の
産油国だ。
中国はアメリカのお膝元の国で、石油の横取りを
たくらんでいる。最近では、ユノカルというアメリカの
石油会社も買い取ろうとしたが、アメリカ政府に阻止
されていた。ユノカルにとっては不満だったそうだ。
中国のすさまじいまでの石油漁りの様子を見ると、
日本政府は、ちゃんと日本が十分な石油を輸入
出来るよう、日本企業を助けているのか、心配に
なる。たとえば中国が日本の石油会社を買い取ろうと
した場合、ちゃんと政府が断ったりできるのか?
日本は石油が取れる国とは、仲良くしているのか?
いつのまにか、中国が影で交渉していて、ある日、
立場が逆転していて、日本に石油を売ってくれなくて
中国に売るようになっていたりして、、、。
何だか不安になる。