おでこに広告
ヘナは、髪を染めるのにも使われる赤い色の染料。
植物染料で髪にも優しい。
ヨーロッパでは、ヘナのシャンプーで髪を染めるおしゃれな
女性もいる。
北アフリカの女性は、婚礼の時に手の甲や手のひらに
ヘナで模様を描く。
爪をオレンジ色に染めたりもできる。
ヘナでおでこに広告を描いてお金を取るなんて、
面白いアイデアだが、もって2週間ぐらいかな?
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最近、ピッツバーグの「Hooter」に足を運んだ人なら、額(ひたい)に大きなヘナタトゥー(後から消せるタトゥー)をしたウエイトレスを目にしたかもしれない。実はこれはAlex Fisherのアイデアだ。
Fisherは、Lease Your Bodyというマイアミにある新興企業の創業者だ。同社では、自分の身体の一部を貸し出す意志のあるルックスの良い人材と、何とかして関心を集めたいと考える広告主とを引き合わせて、大儲けしようと考えている。
そして、Sarah DeeというHooterのこのウエイトレスは、同社唯一の広報担当者だ。
「これほど人々の関心を集められる方法はないと思う。『いったい何でおでこにタトゥーをしているんだ』といった顔でみんなが私を見る。でも、私の説明を聞いた後では、だれもが面白いアイデアだと思ってくれる」(Dee)
Fisherは、自分の額に本当のタトゥーを入れる権利をオークションにかけた女性のニュースを目にして、Lease Your Bodyのアイデアを思いついたという。このKarolyne Smithという女性は、最終的にGoldenPalace.comから1万ドルを手に入れた。
「広告主が数千人の候補者のなかから良さそうな人材を選べて、しかも同じような広告をもっと安く出せる会社を設立したらどうかと考えた」(Fisher)
3月に設立されたLease Your Bodyには、これまでに2500人以上が登録している。登録者は首や額、上腕、前腕、手、おなか、腰の後ろのうちから1カ所を貸し出す。Fisherによると、各人の取り分は100ドルから最高で5000ドルになるという。
「5000ドルを手に入れるには、いくつか条件がある。ルックスが良いこともあるが、さらに社交的な性格で、活動範囲と時間がマッチしている必要がある」(Fisher)
ただし、23才のFisherは、まだ広告主から契約を獲得できていない。そのため、同氏が「人間性」で選んだDeeは、実はクライアントではなくLease Your Bodyの広告塔としてピッツバーグの街を闊歩している。
同氏によると、Deeのヘナタトゥーにはわずか200ドルしか支払われていないという。
この点については、Deeは「それほど大変な仕事ではない。簡単だし、自分が初めてなのだから気にしていない」とコメントしている。