イスラムはテロをイスラエルのせいにしたい。 | 日本のお姉さん

イスラムはテロをイスラエルのせいにしたい。

9.11のテロが起こった時、インドネシアでは、

イスラエル人が、イスラムのせいにしようとしてテロを

やったという、変なウワサがインターネットの世界で

飛び交っていた。

ご丁寧にも、あの時、たくさんのユダヤ人が会社を休んで

事故に遭わなかったなどという、お話まで作られていた。

実際にはあの時、たくさんのユダヤ人も他の国の人々と

一緒に、ビルの中で死んだのだった。

どうも、インドネシアには、イスラエルを積極的に

疑う人がいるらしい。


あれから何年かが過ぎた。

最近のアルジャジーラ(アラブの報道機関)では、

エジプトやイラクのテロを、イスラエルのせいだとする

ウワサがまた流行っていると言っている。

イスラム過激派のテロは、全世界の人々に、

イスラムに対する恐怖と非難の念を呼び起こした。


それで得するのはイスラエルだから、

テロはイスラエルが起こしているに違いないと、

イスラムの人々が言っている。

いろいろなイスラム過激派が犯行声明を出しているが、

信憑性は不明だと言う。何でも疑うのは結構だが、

日本人も昔、東京で大地震があった後、朝鮮人が

火を付けたというウワサが広まり、大勢の朝鮮から

仕事で日本に入っていた朝鮮系の人々が殺されたそうだ。

その話を思い出した。

お姉さんも疑り深いので、アメリカが中国と韓国をたきつけて

日本を嫌いになるように、影で動いてたりして!等と、

いろいろ想像してみる時がある。

ライス ママは日本のために頑張っているフリをしながら、実は

日本と中国が仲が悪くなるように、仕向けているだけ

だったりして、、、。

ずっと前、田中角栄という政治家が、アメリカの言うことを

あんまり聞かず、自分の意見を貫いたり、アラブと仲良くしたり、

中国と仲良くしたりした。お姉さんは子供だったが、

「田中角栄さんは、日本のために頑張ってるんだな。」と思って

いたが、急にピーナッツを受け取ったとか、言われて

犯罪者になってしまった。お姉さんは子供だったが、

「なんでピーナッツ(ウラ金)を受け取ったという事がバレたんだ?

誰がバラしたんだ?日本人じゃないだろ。」と、思っていた。

田中角栄さんはあっという間に政治活動が出来なくなった。

そして病気になった。人間とははかないものだと思った。


最近では、アメリカが田中角栄をおとしめるために、ウラ金のネタを

わざわざバラしたという事が言われている。


疑うのはいいが、証拠が出るまでは、心の中にしまっておいて欲しいと

思った。テロまで、イスラエルのせいにするなんて、、、。

(ライス ママを疑う思いも、心の中にしまっておかなくちゃ!)

テロをやっているのは、イスラム過激派の人々だろう。

イラクでは、スンニ派が、選挙であんまり選ばれなかったので、

イラク政府が出来ると困るんだ。選挙ではスンニ派の人々は、

ボイコットした人が多かった。アメリカ指導の選挙なんか、

やるもんかという事だろうか?


アラブの国は民主主義になった事がないので、選挙をしたら、

たいがいイスラムの聖職者が政治をやる国になっちゃう。

しかも人数の多いシーア派になっちゃう。

イスラムの法律が政治になってしまう。


そうなると、とっても厳しい世界が出来あがる。

それを嫌う難民が自由主義の国に流れてくる。

自由主義の国々は彼らを受け入れ彼らと共存する。

そして、彼らの2世、3世がテロリストになる。

石油が出るアラブの国に、一つ民主主義の国が出来れば、

アラブの人々が、その自由と豊かさに惹かれてやってくる。

自由主義の国に来る難民が減る。アメリカがそこまで

読んでやっていると言う人もいるが、それはどうかな?

イラクも結局シーア派のイスラムが政権を握る国に

なるかもしれない。アメリカはイオラクを日本のような

民主主義の国にしたいと言っていた。


日本は戦争に参加する前からずっと民主主義で政治をやっている。

ちゃんと、憲法も自国で作って持っていた。

ただ、女性の地位が今イチ、低くて選挙権が無かった。

戦争に負けて得したのは、選挙権をもらった日本の女性だ。

民主主義は最初から持っていたので、アメリカに

「日本は戦争に負けて民主主義になった。」等と言われたくない。


イスラムの国の事情と、日本は別ものだと思う。

とにかくアルジャジーラで、イスラムの人々が、

テロはイスラエルがやっている等と言っていると知って驚いた。


イスラムがそう思っているなら、イスラム過激派はますます無差別テロを

やるだろう。たくさんのイラク国民がテロの犠牲になっている。

アメリカの兵隊も死んでいるが、それは仕方がない。

戦争とは、そんなものだ。

とにかくパレスチナ人はテロをやってはいけない。

パレスチナ人が非難され、またまた

イスラエルがテロにかかわっていると疑われてしまう。


イスラムの人だって、イスラム過激派のテロにはイライラ

させられている。それでイスラエルのせいにしたくなるんだろう。


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シャルム・エルシェイクの自爆テロから1週間経ったが、調査は進展していない。
知識人とアナリストは、イスラムのテロリスムについて、さまざまな論争を展開し
た。

7月23日の67人の死者をだしたエジプト最大のテロの後、エジプト当局による調査に
ついての情報は、まったく流れてこない。

ロンドンの2つの爆破テロについてのイギリスによる調査とは反対に、容疑者の逮捕
も、手がかりもなく、モンタージュ写真さえない。

もし自爆テロ犯が“パキスタン人”なら、9ヶ月前にシナイの他の駅で起きたテロに関与してい
る可能性はあるが、それもあくまで仮定だ。

2つの事件はアルカイダとのつながりをほのめかしている3つのグループが、犯行声明を
出したが、いずれもインターネット上の声明で、彼らの犯行である証拠は何もない。

死者の数の公式発表は、88人から67人に変動し、その中に含まれる20人ほどの外国
人は、外国の法務局の管轄で、はっきりしない。

安全を理由に沈黙している政府に対して、知識人と評論家は、多くの意見を対立さ
せている。そしてイスラエルに組織された陰謀という、イスラム過激派についての
いつもの理論に立ち返る。




ノーベル賞作家のナギブ・ナフフズは、「憎むべき犯罪だ。もっとも腹立たしいの
は、イスラムの名のもとに犯されることだ。」と言う。

「どんなイスラムで、どんなイスラム教徒のもとなんでしょう。」と続けた。

彼自身も1994年、イスラム過激派に暗殺されかかった。

知識人の多くは、ただ単にアメリカを非難するのではなく、イスラムはどうあるべきで、

アラブ世界とはどのようなものであるべきなのかを検証しようとしている。

エジプトの著名な評論家は、テロを防ぐには、イスラム・アラブ世界の歴史に
“根”を下ろしている問題を、まず認識しなければならないと言う。

「西欧の帝国主義の策略にテロの原因を探るのは、アラブとイスラム教徒の立場

 をますます悪くする。」

カイロ大学の政治学の教授は、「アルカイダのジハーディストであれ、モサド(イス
ラエルの対外情報機関)の理論であれ、どちらもやみくもの復讐である事には

違いはない。

やみくもの復讐は、アラブ諸国の混迷を広めるだけだ。」と言う。

イスラムの専門家はアルカイダ説に疑問を持っている。シャルム・エルシェイクの

事件は、パレスチナのイスラムを名乗って初めに犯行声明を出したグループ

ではないかと見ている。

「だれがこのテロを準備したのだろうか。パレスチナが非難されれば恩恵を得るの
は、イスラエルだ。」とイスラエルの関与をほのめかす。

結局、「アメリカとイスラエルは、現実のテロの勃発に多大な責任があるのだ」と
断定する。

アルジャジーラより。