ジンバブエの夜明けは、東から?
ジンバブエは最近、中国で生産された民間機と軍用機を多数購入した。
近く1000台以上のバスも中国から配達される予定だ。
困難な経済状態に直面しているジンバブエは、失業が増大し、
日用品、食料、燃料が高騰しているが、中国の設備はどんどん購入している。
ジンバブエは、国際通貨基金から2001年以来の負債3億ドルを返済するように迫られている。
国際通貨基金から借りた金で、中国から買い物をしているらしい。
中国からの兵器を購入し、軍備を急速に強化しつつある。
1999年以来北京を訪れるようになったジンバブエの大統領は、
中国首脳陣および主席と話し合う予定。
ムガベ政権は、アジア、特に中国、マレーシア、シンガポールに視線を向け、
政治的経済的結合を強めようとしている。
「日が沈む西ではなく、太陽が昇る東に注目しているのです。」と、大統領は語る。
その言葉は、ジャッキーチェンの映画の中で、使われている。
ジャッキーチェンのファンなのか?ジャッキーは、アメリカで中国のお姫様を
助けようとする中国の奴隷の役をする。
中国の役員がジャッキーにお姫様を中国に連れ戻せと命令する時、ジャッキーは、
「中国では太陽は東から出るが、ここはアメリカだ。ここでは、太陽は西に沈む。」と言って、
中国の命令を拒み、お姫様の希望通り、
彼女をアメリカに残すように頑張るというストーリーだ。
ムガベ大統領の訪中は、国連がムガベ大統領の、犯罪を撲滅し非衛生的な住居を破壊するため
だという「ゴミを捨てて、秩序を回復する」作戦を、非難した矢先の出来事だ。
政府の支持によって軍隊は、スラム街と不法屋台を破壊した。
700,000人が住居、仕事を失い、生活は危機に瀕している。非人道的な仕打ちで、大勢の人が
路頭に迷っているのである。この自国内の難民をどうするつもりか?
西洋のボランテアに任せるのか?
反対派(MDC民主変革運動)の経済担当のスポークスマンは、
大統領の中国訪問を、「前回同様、これで泥沼の経済状態を解消するとは思えない」と、批判する。
また、「中国との取引は、自分の足を銃で打つようなもの。自国産業が潰されてしまう。」と警告している。
日本人としても、耳が痛い言葉である。
無料メルマガ「今日のアフリカ」の記事を参考にしました。
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8月16日のニュースです。
ジンバブエで6月に行ったスラム街破壊活動のために、700,000人が家と仕事を失ったのですが、ジンバブエ政府は外部の干渉を嫌い、国連の食料援助も、必要な許可がないと言ってブロックしていまったため、地元のボランテイアが食料を配っていました。国連の職員は多くの路上生活者を前に「わたしたちは絶対に皆さんの生活が改善されるまで、ここを去りません。」と約束しました。