バーチャルな恋愛から現実へ移行する人々。 | 日本のお姉さん

バーチャルな恋愛から現実へ移行する人々。

インターネットで、恋する男女がいる。

ホームページやブログにコメントを書いたり、

チャットで知り合ったり、

出会い系のサイトなど何かのきっかけで、

知り合った男女が恋に落ちる。


最初は軽い話題から、気が合うなとお互い感じ、

携帯電話のe-mail番号や、電話番号を

交換しだしたりして、どんどん仲良くなる。

顔も見ていないのに、文章だけで、どんどん

どんどん好きになっていく。


朝には、「おはよう!元気?」と、

夜には、「おやすみなさい!」と、メールし合い、

いろんな悩みごとや、相談ごとなどを

書いたり、人生論などを書いたりして、

お互いのことを、大切な存在であると認識し合う。

自分をよく理解してくれる相手であると

思うようになる。常に連絡を取り合っているので、

いつのまにか、相手が自分に近い存在のように思えてくる。


そしてある日、写真の交換などを経て、

実際に出会うようになる。全ては現実になる。


実はお互いに、住所も家の電話番号も、仕事場なども

知らなかったりする。

会えばお互い気持ちが燃え上がっているので、

いきなり恋人たちの関係にジャンプしてしまい、

熱くスキンシップをはかる人々もいたりする。


それで、年齢やら容姿やら、家柄の差やら、お給料の差やら、

本来なら恋愛の妨げになるような要素も軽くクリアーされて、

バーチャルで知り合った新しい夫婦ができあがるのである。
それはそれで、すばらしいことだ。


それはインターネットの明るい面で、物事には、光があれば、

影もあるように、ダークサイドも存在する。

妻がいるのに、隣の部屋でチャットを延々と楽しむ夫。

隣の部屋では寂しさを抱えて、夫の存在を確かめるように

ふすまに耳を当て、パソコンのキーボードの音に

耳を傾ける妻。ほとんど夫婦関係は崩壊している。

チャットを止めて欲しいと、妻がお願いしても、夫は全くきき入れない。

チャットの相手の女性たちとデートを繰り返し、不倫問題に

発展する既婚男性もいる。

結婚しているのに、独身と偽り、チャットを楽しむ主婦もいる。

37歳なのに、17歳だと名のり、17歳の高校生と

メール交換をしていた主婦もいる。真実を告白された高校生の

男の子が、ラジオにそのことを「ショックな出来事」として、

投稿していた。「20歳の差は、キッツイですね~。」とDJは

コメントしていた。


笑い話で済まされないのは、変質者に呼び出され、囚われの身に

なってしまう少女たちがいることだ。

変質者は、同じ事件を繰り返す。

彼らを管理するのは、実際困難なことらしい。

親の金をたっぷりもらって、引越しを繰り返し、新たな獲物を求めて

バーチャルな世界を徘徊する。

わなにはまったら最後、脅されていいなりになる少女が多いのだ。

いつ自分の娘が犯罪者の餌食になるのか、分からないのに、

世の中のおやじたちの関心は薄い。

自分の娘がいなくなって初めて気が付くのである。


http://www.sanspo.com/sokuho/0714sokuho030.html

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お姉さんは、この間、外国のお友達がチャットをしたいというので、

会社の男の子に聞いて、チャットができるように、サイトに登録したり、

チャット友達のお知らせが届くような画面をインストールしたり、ちょっと

がんばってみた。結局それは日本でしか使えないチャットのグループだったので、

外国用にまた登録しなおして、友達とチャットできるようになった。

友達はカメラを使って自分の顔のリアルタイムな映像を送ってくる。

マイクがあれば、ボイスチャットもできるんだとか。

まるで、テレビ電話だよな。

わたしは、カメラをまだ買っていないので、文章だけ送っている。


友達とチャットを開始する前に、日本のチャットで練習をしてみて驚いた。

初心者コースなのに、不倫願望のおやじが網を張って待っているのである。

彼らは明るく「不倫願望の3児のパパで~す。」などと、文章を入れてくる。

聞けば、網にかかる女もいるのだそうだ。まさに入れ食い状態だ。ゲェ~。キモ~。

ちゃんと、顔文字まで作って送ってくる。どの初心者コースにも、不倫願望のおやじがいて

メールで誘いの言葉を送ってくる。明るく危ない世界なのだった。


その時はお姉さんのお誕生日だったので、次にお誕生日のチャットの部屋に入った。

すると、その部屋は、誕生日でもない常連さんたちに占領されていた。

みんな知り合いらしく、昨日の続きみたいな話を文書で会話している。入り辛い。

何とか会話に入り込むと、新たな訪問者が!

「シャーワーから帰ってきたよ~!でも、服が、、、。」

すると、お誕生日のチャットの部屋にいた男の子全員が、その女の子に

「え?服が、何?気になる~!」「着てないの?」「ムラムラくるなあ。」などと、いっせいに

食いつく。お誕生日のお姉さんは、すっかり蚊帳の外っちゅうか、ネットの外。

他の女の子もあきれてつぎつぎ去っていく。


お誕生日なのに、すっかり寂しくなっていると、誰か男の子が、個人的にメールを入れて

くれた。そして、顔文字でいっぱい「おめでとう!」と、メールを送ってくれた。

25歳の頭のいい男の子だった。お姉さんは、何歳かと尋ねられ、思わず

「今日、28歳になりました~。」と、メールを打ってしまいました。ごめんなさい。

お姉さん、ウソついちゃいました。その男の子が、いいメールをくれるので、

嬉しくなっちゃって、、、。その男の子は自分の携帯のメール番号まで教えてくれたけど、

お姉さんには、その男の子の時間を潰すわけにはいかないので、返事はしていません。

今頃はいい人を見つけて付き合っているんでしょうか。

お誕生日の夜は友達の家で、お誕生日パーティーをしてもらったけど、家に帰って

チャットの練習をしてみたら、いい人に出会ってご機嫌になった。

夜中に、起きてチャットしているみなさんがいっぱいいるのだ。

ヒマ潰しには、いいかもしれない。寂しがりやさんには、いいかもしれない。

でも、チャットの世界でも、話題を独占する人は、いるのだった。

よけい寂しくなったらどうするんだあ?

幸い、お姉さんは、ウソをついたのは悪かったけれど、優しい人がいたから大満足。