テロリストの素顔
ロンドンの同時多発テロはイギリスで生まれたイギリス人の犯行だった。
パキスタン系の普通に生活していたイギリス人が、アルカイダ系の
誰かの手引きで自爆テロをやった。
アルカイダ系のテロリスト達と接触のある人々の犯行だった。
アフガニスタンのテロ養成所やパキスタンの神学校で学んだ人々だった。
自宅で爆弾を作った疑いのある人物も、カイロで逮捕された。
中国製のプラスティック爆弾ではなかった。
実行犯の持っていたカギは、カイロで捕まった者の家のカギだった。
その家で見つかったものから、今回の爆弾は
アルカイダが以前スニーカーの底に仕込んだものと似た物だとわかった。
自爆テロ犯には、説得する者、手引きをする者、爆弾を調達する者、
計画を練る者達が付いている。
自らは決して死なずに、自爆テロを実行する者を養成する者がいるのである。
彼らは、
ジハード(聖戦)のために犠牲になれば、なんの審査もなく、天国に
行けるし、家族も全員行けるし、「選ばれた者」として行動するように、
説得するんだと思う。
そんな風に説得されたら、純粋で素直な人ほど、納得してしまうんだろうな。
いくら大学に行けるような恵まれた環境にいても、関係ない。
自分が「選ばれた者」と思いこんだら、自爆テロに走るようになるんだろう。
この説得者は誰なんだろう。たぶん、この説得者が狙ったら、イラク戦争に
腹を立てている者なら、100パーセント自爆テロを実行するコマになるんだろう。
今回のテロの首謀者は、パキスタンで行われたアルカイダの幹部会議に
出席した者らしい。