なぜ人は勉強しなければならないのか? | 日本のお姉さん

なぜ人は勉強しなければならないのか?

いまだに「振り込めサギ」に騙されている人がいる。

銀行には「振り込めサギにご注意!」と書いた張り紙が貼ってある。


以前は「オレオレサギ」と呼ばれていたが、それではわかりにくいということで、

「振り込めサギ」という呼び名になったんだそうだ。


最初はおばあさん達が、孫が事故を起こしたので示談金を振り込めと

警察やヤクザを装ったサギ師に命令されて、お金を振り込んでいたそうだが、今は

普通の主婦が、ご主人が事故を起こして、愛人が妊娠していたが流産したとか、学校でセクハラ

したから、駅でチカン行為をしたから示談金を振り込めと命令されて、

お金を振り込んでいるそうだ。


大抵、午後の1時半か2時に電話がかかり、

銀行が3時に閉まる前に振り込めとせかされるんだそうだ。

そこで、善良なおばあさんや、主婦は

サギ師たちの言葉に焦らされて、「ちょっと待てよ、、、。変なのではないか!?」という

考えをすることなく、時間に間に合うように銀行にダッシュする。

愛する孫やご主人を救うヒロインになってしまう。

騙されたとわかるまでは、きっと爽やかないい気分でいるに違いない。

時間通り、銀行に行って、テキパキと振り込みすることができたのだから。


なぜ人は勉強するのか?

悪い人に騙されないためなのではないか?


買い物をしたとき、ちゃんとおつりをもらえるように、

契約書を読めるように、大事なものを盗られないように

勉強するのではないか?


世の中には、悪い人がいっぱいいるのだ。

ぼんやりしているとカモになるのだ。

素直で一生懸命なだけでは、サギ師に騙されるし、

変な新興宗教や、変な会社のマルチ商法に騙されてしまう。

人にせかされる時、コントロールされていると気づく必要がある。

何が本当に大切なことなのか。今、それをするのは

正しい事なのか。

騙されてはいないのか。

せかされているその事は、自分にとって、本当に得なことなのか。

無茶な残業や休日出勤で、自分の精神や身体を

壊されてはいないのか。

テレビ番組で、食品の知識を増やし、健康管理をするだけじゃ、足りない。

危機管理も必要だ。


悪い人から自分を守るために、人は大人になっても

勉強しなければならないのだ。