- 贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)/中山 七里
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これの続編が出たので読んでみました↓- 追憶の夜想曲/中山 七里
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内容も前回からの続きですが、扱う事件は別物に…
そう、別物なの
なのに…結果的には御子柴の過去に戻っていくので「追憶」なんだろう
前作の「贖罪」をここでまた見ることになる
深いよね、本当に
御子柴の過去がなかったなら、こんな事件は起きなかったかもしれない
そう考えると罪は重いんだよ
とうとう身バレしちゃったので、これからどうするのか
彼の「贖罪」は続けられるのか
事件そのものは、卑劣な人間に鉄槌を下してもらいたいと心底思う
こんな大人がいる時代に生きていく子供って強くなるか、引きこもるしかないのかなあ
そう思いつつ、それでも根底にあるのは御子柴の存在が許されるべきものなのかを問われているよね
その思考はループのまま…ダークサイドの話にならずにすんでいるのは、前作だったと思うけど、報酬のほとんどを費やす事柄があるから
それでも救われないけどねえ…重たいですよ、本当に
- 追憶の夜想曲/中山 七里