- 消滅のリスト (小学館文庫)/五條 瑛
- ¥940
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文庫で書下ろし!!!
珍しい!
しかも、この厚みはなんなの!
ってくらいには驚きましたが、内容はいつもの五條さんらしい展開がちりばめられてて楽しい
楽しすぎて、終わりが近くなるのが淋しかったです
この本の命題は
国家と都市の違いを述べよ
これに尽きると思うんだよね
そしてこのふたつの力の差は…ということを真剣に考えてしまう
隠れた命題は、世界遺産かな
これについての賛否が出ていて、それはものすごく納得できた
鉱物シリーズのように、祖国というものに対する考え方を問われる
その答え次第で生き方も変わることを考えている日本人ってどれくらいいるのかしら
バードは新たな主人公だよね?
彼をメインにした話はまだこれから先もありそうなので、これはシリーズ化されるかなあ
それくらい魅力的なキャラクターでした
個人的には、オビツ!なんだろう、このキャラクターは!
途中まで気づかなかった!
副題つけるなら
『会議は踊る』
になるんだろうなあ
点と点がつながっていく流れはとても楽しく、しかも美しい
キャラクター設定も実にお見事
ラストのアレは…きっとそういうことなんだろうと思う