- 最後の証人/柚月 裕子
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タイトルどおり、最後の証人が決め手の法廷ミステリー
どちら側かというと、弁護人側
プロローグでミスリードされたため、法廷裁判が始まったときの1行が…ああ、そうだったのか…
でも、そうなるとすべてが納得
そういうことなんだね
隠ぺいされた過去の事件が明るみになる代償があまりにも大きいので泣けた
フィクションなのに、どこかノンフィクションを思わせるのは実際の報道であったことだからだろうと思う
検察側のねつ造事件は大きかったよね
裁くのは法である
法の下に人あり
真実と正義の間にあるもの
少々感情が流されがちになるけど、法廷ミステリーとしては面白かった
最後の証人がいなければ、冤罪になる
けれど、それでもいいと思わせるほどの憎しみがあふれてて、そこは複雑だった
この方の前作 臨床心理も読んだんだけど…半分まではとても面白かったのに後半が…
今回はむしろ後半戦が実にいい