ヒート/堂場 瞬一
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面白かった!
途中で止められなくて一気読みしちゃった
タイトルが秀逸
まさに、ヒートでした
これ、このタイトルではなくもっと違う意味のものがあると思うけど、そちらにするとこの内容の意味合いがすぐにわかっちゃうので、このタイトルしかないんだよね
42.195km
自分にしてみたら、とてつもなく長い距離
ここを走るなんて…ありえない
最高記録で走ることを目指す男と、その男に記録を出させるためのペースペーカー
いつのころからか、ペースメーカーという言葉と人が試合で普通に見かけるようになり、ペースメーカーは優勝しないことが謎でした
そういう契約だから、というのもあるでしょうけど、逆になぜそこまでするのか?
そんな疑問も含めて、二人の男と、取り巻く人々の思惑がどんどんヒートしていくのが醍醐味です
読んでいるうちに「なぜ」と思うところが半分過ぎたところで解明されて、まさにそれでいいじゃないかという気持ちになり、ラストに向かっていくときは、もう一緒に走っている気分でした
なんだろう、この高揚感
短距離走では味わえないであろう到達点
今年の正月、初めて箱根駅伝往路を見ました
もともとマラソンも見ないんですけどねえ
走るのを見て面白いというのがわからない
自分が走るならわかるんだけどなあ…
走ることは好きです
まあ、学生時代はちょっとだけ短距離を走りましたが…中距離が苦手で長距離は面倒くさかった…
でも、今なら走りたいと思う
学生時代と違って、走ることが楽しいと思えるようになった気がしてね
一つ前の作品が箱根駅伝を題材にしているようなので、次はそれにチャレンジしようと思います