- 檻の中の少女/一田和樹
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読みながら、なんとなーく感じていたことを解説にて島田さんが解明してくれました
そう
これ
ハードボイルド小説なんだと思うの
IT社会におけるハードボイルドは頭脳勝負
でも一分野のみのスペシャリストではなく、あくまでもソーシャル的に!
ハードではなく、ソフトの面での探偵役だから、現代社会のちょっとした裏稼業に携わる青年なら、こうだろうなというキャラクター
かっこよさってなんだろうね
見た目じゃなくて中身だと思うけど、ハードボイルドだけにセクシャルな表現も生々しくてよろしいかと
むしろ綺麗にさらっと流しているかもしれないなあ
IT用語が飛び交う中でのミステリーなので、わかる人にはわかるんだろうと思う
ワタクシは半分くらいしか理解できてないけれど、社会への警告として受け止められる
個人情報って今のIT社会からだとダダ漏れなんだな
自衛策は必要です
あっという間に読めて、しかも楽しくて、最後は…人間の怖さみたいなものと悲哀が重なって見える
エピローグが本当の部分だとしたら、それまではたったひとりの人間が作り上げたシナリオってことですよね
タイトルの意味は、エピローグにある
ありそうでないことではなく、ありそうで、実際にありえる話というところかな
これ、シリーズ化されると面白そうなんだけど…どうなのかな