小説 間借り人の私 『地球の間借り人』の私は、借りものを返すと、小さい小さい核のような私らしきものが、せめて残るのだろうか?!と思っていた。(そうなると、もう私とも呼べないかもしれないと考えたりして。) すると、空いっぱいの光景から、私の声が響いてきた。