[BS][世界の子育て][プラネットベービーズ][ペルー][アマゾン][先住民アシャニンカ]

このプラネットベービーズという番組を一回しか見たことがないが、たまたま、つけたらやっていたテレビ
ですから一部しか見てませんが、興味深いなぁと思いました。

南米ペルー、アマゾンの森に暮らす先住民アシャニンカの家族の話です。

副題に、ペルー 叱(しか)らない森の子育てとなっていて、
両親は、決して大きな声を出して子どもを叱ることはない。理由は「子どもは無垢な存在だから」と言います。

本当に、誰も全く叱らないかと言うと、そんなことはなく、
親戚…例えば、その子のお婆ちゃんなんかが、ちゃんと躾をしていました。

ペルーのことは知りませんが、
日本でも「7歳までは神様の子」として扱われていて…
つまり、日本でも7歳までの子供は亡くなりやすかったんですね。

国によっては産着をグルグル巻きにして、「赤ん坊は魂が定着していないので」
命が離れないようにグルグル巻きにしているという場所もあります。

そんな考えがベースにあるかどうかは知りませんが、
人生の前半を共に過ごす両親は、子供を驚かすように叱ったりしないんですね。

日本でも母親は子供よりで、父親が厳しく躾るとか、

子供の逃げ場を作るために、
両親は、厳しく言うが、
祖父母は、子供を慰め、諭して聞かすとか、役割を分業していたようです。

ペルーでの役割分担に、日本と似たものを感じました。

薬草の知識を暮らしに生かし、森の畑で芋を育てながら自給自足の生活を送る彼らは、
親戚や周辺の人物が、躾を行うだけでなく
子どもが悪さをしたとき、その子自身が悪さをしたと言うのではなく、
悪さをする精霊がついたのだと言って諭します。
そして、悪い精霊を出すと言って、
薬草の入ったお風呂で身体を洗うと怒るのです。
日本人は薬湯風呂好きですから、それで、子供達が反省し、悪さをやめると想像がつかないかもしれませんが、
ここの子供達は、自分が叱られてると自覚するみたいで、
それなりの効果を発揮するらしいのです。