平成18年12月3日(日)
丹沢山・蛭ヶ岳1673m
天気 曇りのちアラレ 
行程
ヤビツ峠富士見山荘付近登山口710m(7:00)~二ノ塔1144m~三ノ塔1205m~烏尾山1136m~行者ヶ岳1209m~新大日1340m~塔ノ岳1491m~丹沢山1567m~蛭ヶ岳1673m
尾根ピストン縦走コース往復25kmぐらい。
富士見山荘付近のクルマに戻ったのは3:40pm
累積標高差 約1980m 
今回はメンバー3人。
下界の天気快晴。登山口の朝の気温は凍るほど寒い。
始めしばらくは丸太を使用して階段に整備されたコース。
最初から斜度がキツく一段一段も高くすぐ息切れが。
だがこの時点ではその後の大いなる困難をまだ知らない。
毎回そうだが予備知識の乏しさや楽観視、そもそも登山をナメている山歩き初心者の各メンバーである。
学生の植田は街履きのスニーカーしかも使い込んだスリック。普通にありえねー。
この日は登山開始後間もなく、第一のピークである二ノ塔手前からすでに天候は曇りからアラレに。
全行程ウインドブレーカー着用だった。カッパでなくウインドブレーカーの各メンバー。
山はかなり寒い。だから冷えるから休めない。
携行食糧はパンしかないから身体が温まらない。
当然、期待していた富士山を眺めることは無理だった。
代わりに野生の鹿に2組遭遇した。
ピストン縦走の帰りに塔ノ岳山頂尊仏山荘のすぐ脇に立派な角を生やした牡鹿と小鹿。
もしかしたら雌鹿もいたのかも知れない。
うっすらとモヤのかかる幻想的な風景の中で草を食む鹿の親子にしばし見惚れ写メを撮る。
最大の困難、それはアップダウンの行程が長過ぎなこと。ハンパない長距離登山だった。
登りだし標高が710mで最高峰の蛭ヶ岳の標高1673m、なのに累積標高差はなんと約1980m。
ピストン縦走なので行きだけでなく帰りも登山なのだ。
帰りも何度も何度も登る下る、そしてまた登る。
これでもかと繰り返すアップダウン縦走にヘトヘトになる。
かなり疲れ果てました。
夕方3時40分下山であたりは薄暗くなってた。
冬場の日帰りにはかなり無理がある登山でした。
山は尾根や木々が影になり暗くなるのが早いのだと初めて気づいた初心者の各メンバーでした。
クルマに戻り帰りの途は国道246号秦野市街から大渋滞に巻き込まれいつ自宅へ帰れるのやら。しかも一般道オンリーだし。
246号厚木から20号甲州街道方面へ逃げる。
途中、日野市内にある「とんかつ専門店 銀豚」にて食事。
高級豚肉を使用しているらしく若干値段は高かった。
当然すごく美味しかった。
茨城の自宅到着は夜11時30分。
7時間かかった。ありえねー。
