古代エジプトでは、猫が崇拝されていた。
ざっくりな見解だけれど…
元々はライオンを崇拝していたようだが、ライオンを操る事はやはり難しく、
次第にライオンに姿が似た猫が飼われるようになったもよう。
闇で物を見る能力を持ち、また安らぎの象徴でもあり、
そしてまた、猫は子どもを沢山産むため、多産の神として崇拝された。
猫は多産。
多産の理由は、自然界で考えれば、
「弱い生物」「産まれてから大人になるのが難しい生物」
「悪環境に生息」「捕食対象」だろうか。
そんな猫たちが増え続けるのは、
便利に暮らす人間達の生活圏で生きているからだろう。
人からすれば不要になった物=ゴミゴハンがあり、
暖かい都心や飲食店のまわりに増え続けるネズミがいる。
加えて、せっせとゴハンを無料でデリバリーしてくれる人達もいる。
野良猫の寿命は、3~4年と言われる。
しかしその寿命が十分な栄養によって延びれば、
産まれる猫たちの数も更に増えよう。
だからと言って、愛護家達が全頭保護できるはずもなく、
地域猫活動やTNRは、残念ながら必要だろう。
※Trap(捕獲)Neuter(不妊手術のこと)Return(元の場所に戻す)Program
オス猫の虚勢は、1~1.5cm切開し睾丸を取り出す、10分程度のオペ。
麻酔時間も短く、メスよりはリスクが少ないと思われる。
注射麻酔より吸入(ガス)麻酔の方が、
また、事前血液検査などを行えば、更にリスクは減らせるだろう。
生後6ヶ月を過ぎれば、オペ可能。
手術をすれば、ヒート(盛り)時の大声や、オス同士の喧嘩などを防げる。
対してメス猫は開腹手術となり、子宮・卵巣の摘出に40~ 50分のオペ。
麻酔時間が長いので、腎臓や肝臓への負担が気になるところ。
事前検査、麻酔薬の選択は、特に気を使いたい。
生後6ヶ月を過ぎた頃から、オペ可能。
手術をすれば、6匹も産まれてしまってどうしよう!という事は防げる。
猫は基本、腎臓が弱りやすい生き物。
猫は基本、ストレスに弱い生き物。
個人経験の話になるが、
子ども時代から数えると、実家猫は、現在で5匹目。
そして20年くらい前。
友人宅に出入りする猫が、ノミなどがいたので病院に連れて行くと、
妊娠している、と言われた。
数軒の家でゴハンを貰い歩いていたその子は、友人宅をセレクトしたようで、
真夏の朝に出産してる!と電話があり、フリーランス職だった私が引き継ぐ事に。
6匹産まれ、1匹は2週間で亡くなり、4匹は私の友人達にお願いし、
猫風邪で失明の可能性のあった子は、母猫と共に手元に残した。
鼻が悪かったり、目があくのが遅く、母乳にありつけない子が2~3名。
猫用のミルクと哺乳瓶で、数時間おきにミルクをあげた。
相当、かなり大変。
でも、ミルクを飲み終わると、全員が小さく「クルクルクル」と喉を鳴らすのだけど、
それが箱の中で合唱のようになって、なんとも言えない嬉しさでもあり、
今でも思い出す音である。
落ち着いた頃に母猫の避妊手術、子どもの虚勢手術。
保護して手元に残した猫は、合計5匹、シベリアンハスキー1匹、
実家にエイズキャリア猫、1匹。
里親さんに出した猫が、5匹。
里親さんを決めた犬が、3匹。
避妊・虚勢手術や膿腫摘出、抜歯手術などをしてきたが、
いつも感じるのは、麻酔の負担はかなり大きい、という事。
オスだから麻酔時間は少なかったと思われるのに、なかなか数日快復しなかった子。
(副鼻腔炎があったからかも知れない)
出産経験があるからか、歯の根元がボロボロになり、食事が困難気味に。
心臓負担と後々を考えて抜歯をした母猫は、
1ヶ月近く経った頃に突然ぐったりして、腎臓の数値が悪くなってしまっていた。
他のオス猫は、若干の心臓肥大がある子で、虚勢手術後は大きな問題は出なかったが、
アゴ部分の膿腫摘出と野良時代に折れた牙の抜歯オペ後、
快復が良くなく、2日後に腎臓数値悪化で緊急入院し、5日間の点滴入院。
事前の 血液検査・レントゲン・体調管理・吸入(ガス)麻酔の選択・医師の指名 をしても、
全身麻酔のリスクを取り去る事は、なかなか難しい。
挙げ句、オペ後の猫は、傷口を舐める。
寒がりで、体温を上げるのが難しい。
家猫ならしばらくカラーをし、抗生物質で化膿を防ぐ事ができるし、
暖めてあげる事ができるし、ゴハンも消化のいい物、次いで栄養のある物と、
管理していける。
飼い猫に関しては、健康体であれば、避妊・虚勢はすべきである。
でも外猫は、管理ができない。本当に難しい。
だけど不幸な猫が増えるのを、見て見ぬふりはできない。
だからせめてTNR活動に参加、またはそういったボラさんのサポート、
という状況は、今の日本の実態では致し方ないだろう。
線引きも難しい。
明らかに妊娠しているとわかれば、堕胎避妊手術はしない人。
明らかに妊娠していても、堕胎避妊手術をする人。
メス猫が妊娠していれば、お腹の大きさでも判断できるだろうが、
仔猫達がミルクを飲みやすいように、乳首まわりの毛が抜けてくるので、
そこで判断する事もできる。
産まれた仔猫を川に流して殺す
産まれた仔猫を保健所に殺しを依頼する
産まれた仔猫を保健所で殺す
もう産まれるであろう仔猫を殺すのを依頼する
もう産まれるであろう仔猫を殺す
するのは全て、人間。
とにかく仔猫は、相当数が死んでいるのが現実。
私は正直、その殺す行動に○×はつけられない。
上記行動を1つ悪とすれば、1つだけが善となりえるのか?
上記行動を一つ善とすれば、他を悪と攻められるのか?
猫は多産。現日本社会では、地域猫活動は必要。
産ませてたらキリがない!
保護してたらキリがない!
あなた面倒見るの?
里親さん探し毎回できるの?
と言われた事がある。
積極的に活動していた方だが、特に気が強く、
思い込みの激しそうな人だったからか、
どんな状況であれ、絶対に産ませないのが鉄則だと言い切った。
母体の健康状態も関係なく、もう今夜早朝にも産まれるかも知れない状況でも、
「いまいる子たちを生かすために、間違いなくやる」と、使命感に燃えているようだった。
猫の避妊・虚勢は、ほぼマストだと思っている。
家猫の場合は、万全の管理と病院のセレクトも重要。
だけど、そこはどうしても飲み込めなかった。
人間と猫は違う、と言うだろうけど。
出産経験がある方だったのだが、元気に産みたいと思っただろうに、
自分に何があっても、子どもは守りたいを思っただろうに。
オペ後即リリースも、本当はあまり賛同できない。
人間も同様だろうが、手術後の体力の低下は必ずある。
妊娠して体の状況が変わっているにも関わらず、
全身麻酔で開腹、胎動ある子達を除き去られ、
気づけば外に出されている。
ごはんを驚くくらい食べ、お腹を舐めて、出産準備をする母猫。
その急激な変化に、体や気持ちはついていけるのだろうか?
地域猫活動や、TNR活動に参加していけないのは、そこがネックになっている。
「産まれるところだった。セーフ!」といってまで、すべき事なのか。
そこは割り切ったり、自分に言い聞かせたり、思い込んでまで、
関わっていく事はできない。
活動しようがしまいが、関わろうが関わらなかろうが、
個人の自由と言えば、それまで。
でも… 無責任な餌やりさんや多頭飼い・外飼いの人達を説得にも苦戦し、
動物好きであっても、私のように極端な堕胎避妊手術に戸惑いを感じる人達も巻き込めず、
ひたすら少人数で突き進む自転車操業的活動であれば、危うさを感じる。
なぜこれだけの情報社会において、
知っている人が少ないのか、参加する人が少ないのか、
話題にする人が少ないのか。
十分な議論が足りないのではないか。
出口もわからないまま猫達に苦痛を味わわせてるこの国や状況って、
どうなんだろうか。
ドイツに1週間いた時は、猫を1匹も見なかったな。
みんな室内飼い、野良猫はすぐに施設に保護され、
新しい飼い主を見つけられるそう。
できる国と、できない国。
できる人達と、できない人達。
奇しくも、原発をやめると宣言した国と、やめられない国でもある。
いや、偶然ではなく、想像力や行動力、参加意識やコミュニケーション力といった、
人間力の明らかな「差」かな。
↓日本はまだココ。遅過ぎ。今頃。
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避難所のペットOKに=自治体向けガイドライン作成―環境省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130511-00000061-jij-pol
2013年5月11日(土)15時57分配信
環境省は11日、地震などの災害時に被災者が避難所や仮設住宅にペットを持ち込むことができるよう、自治体に受け入れ体制の整備を求める方針を決めた。今月中に受け入れのガイドラインを作成し、自治体、関係機関に配布する。
東日本大震災では、避難所への持ち込みを拒まれ、ペットとの車中生活を余儀なくされる被災者が見られた。また東京電力福島第1原発事故が発生した福島県では、警戒区域内に犬や猫などを残して避難し、餌不足で死なせてしまうケースがあった。
同省は、ペットを家族の一員と捉え、「一緒に避難することが被災者の心の安定にもつながる」(動物愛護管理室)と判断し、避難所、仮設住宅での受け入れを自治体に要請することにした。
ざっくりな見解だけれど…
元々はライオンを崇拝していたようだが、ライオンを操る事はやはり難しく、
次第にライオンに姿が似た猫が飼われるようになったもよう。
闇で物を見る能力を持ち、また安らぎの象徴でもあり、
そしてまた、猫は子どもを沢山産むため、多産の神として崇拝された。
猫は多産。
多産の理由は、自然界で考えれば、
「弱い生物」「産まれてから大人になるのが難しい生物」
「悪環境に生息」「捕食対象」だろうか。
そんな猫たちが増え続けるのは、
便利に暮らす人間達の生活圏で生きているからだろう。
人からすれば不要になった物=ゴミゴハンがあり、
暖かい都心や飲食店のまわりに増え続けるネズミがいる。
加えて、せっせとゴハンを無料でデリバリーしてくれる人達もいる。
野良猫の寿命は、3~4年と言われる。
しかしその寿命が十分な栄養によって延びれば、
産まれる猫たちの数も更に増えよう。
だからと言って、愛護家達が全頭保護できるはずもなく、
地域猫活動やTNRは、残念ながら必要だろう。
※Trap(捕獲)Neuter(不妊手術のこと)Return(元の場所に戻す)Program
オス猫の虚勢は、1~1.5cm切開し睾丸を取り出す、10分程度のオペ。
麻酔時間も短く、メスよりはリスクが少ないと思われる。
注射麻酔より吸入(ガス)麻酔の方が、
また、事前血液検査などを行えば、更にリスクは減らせるだろう。
生後6ヶ月を過ぎれば、オペ可能。
手術をすれば、ヒート(盛り)時の大声や、オス同士の喧嘩などを防げる。
対してメス猫は開腹手術となり、子宮・卵巣の摘出に40~ 50分のオペ。
麻酔時間が長いので、腎臓や肝臓への負担が気になるところ。
事前検査、麻酔薬の選択は、特に気を使いたい。
生後6ヶ月を過ぎた頃から、オペ可能。
手術をすれば、6匹も産まれてしまってどうしよう!という事は防げる。
猫は基本、腎臓が弱りやすい生き物。
猫は基本、ストレスに弱い生き物。
個人経験の話になるが、
子ども時代から数えると、実家猫は、現在で5匹目。
そして20年くらい前。
友人宅に出入りする猫が、ノミなどがいたので病院に連れて行くと、
妊娠している、と言われた。
数軒の家でゴハンを貰い歩いていたその子は、友人宅をセレクトしたようで、
真夏の朝に出産してる!と電話があり、フリーランス職だった私が引き継ぐ事に。
6匹産まれ、1匹は2週間で亡くなり、4匹は私の友人達にお願いし、
猫風邪で失明の可能性のあった子は、母猫と共に手元に残した。
鼻が悪かったり、目があくのが遅く、母乳にありつけない子が2~3名。
猫用のミルクと哺乳瓶で、数時間おきにミルクをあげた。
相当、かなり大変。
でも、ミルクを飲み終わると、全員が小さく「クルクルクル」と喉を鳴らすのだけど、
それが箱の中で合唱のようになって、なんとも言えない嬉しさでもあり、
今でも思い出す音である。
落ち着いた頃に母猫の避妊手術、子どもの虚勢手術。
保護して手元に残した猫は、合計5匹、シベリアンハスキー1匹、
実家にエイズキャリア猫、1匹。
里親さんに出した猫が、5匹。
里親さんを決めた犬が、3匹。
避妊・虚勢手術や膿腫摘出、抜歯手術などをしてきたが、
いつも感じるのは、麻酔の負担はかなり大きい、という事。
オスだから麻酔時間は少なかったと思われるのに、なかなか数日快復しなかった子。
(副鼻腔炎があったからかも知れない)
出産経験があるからか、歯の根元がボロボロになり、食事が困難気味に。
心臓負担と後々を考えて抜歯をした母猫は、
1ヶ月近く経った頃に突然ぐったりして、腎臓の数値が悪くなってしまっていた。
他のオス猫は、若干の心臓肥大がある子で、虚勢手術後は大きな問題は出なかったが、
アゴ部分の膿腫摘出と野良時代に折れた牙の抜歯オペ後、
快復が良くなく、2日後に腎臓数値悪化で緊急入院し、5日間の点滴入院。
事前の 血液検査・レントゲン・体調管理・吸入(ガス)麻酔の選択・医師の指名 をしても、
全身麻酔のリスクを取り去る事は、なかなか難しい。
挙げ句、オペ後の猫は、傷口を舐める。
寒がりで、体温を上げるのが難しい。
家猫ならしばらくカラーをし、抗生物質で化膿を防ぐ事ができるし、
暖めてあげる事ができるし、ゴハンも消化のいい物、次いで栄養のある物と、
管理していける。
飼い猫に関しては、健康体であれば、避妊・虚勢はすべきである。
でも外猫は、管理ができない。本当に難しい。
だけど不幸な猫が増えるのを、見て見ぬふりはできない。
だからせめてTNR活動に参加、またはそういったボラさんのサポート、
という状況は、今の日本の実態では致し方ないだろう。
線引きも難しい。
明らかに妊娠しているとわかれば、堕胎避妊手術はしない人。
明らかに妊娠していても、堕胎避妊手術をする人。
メス猫が妊娠していれば、お腹の大きさでも判断できるだろうが、
仔猫達がミルクを飲みやすいように、乳首まわりの毛が抜けてくるので、
そこで判断する事もできる。
産まれた仔猫を川に流して殺す
産まれた仔猫を保健所に殺しを依頼する
産まれた仔猫を保健所で殺す
もう産まれるであろう仔猫を殺すのを依頼する
もう産まれるであろう仔猫を殺す
するのは全て、人間。
とにかく仔猫は、相当数が死んでいるのが現実。
私は正直、その殺す行動に○×はつけられない。
上記行動を1つ悪とすれば、1つだけが善となりえるのか?
上記行動を一つ善とすれば、他を悪と攻められるのか?
猫は多産。現日本社会では、地域猫活動は必要。
産ませてたらキリがない!
保護してたらキリがない!
あなた面倒見るの?
里親さん探し毎回できるの?
と言われた事がある。
積極的に活動していた方だが、特に気が強く、
思い込みの激しそうな人だったからか、
どんな状況であれ、絶対に産ませないのが鉄則だと言い切った。
母体の健康状態も関係なく、もう今夜早朝にも産まれるかも知れない状況でも、
「いまいる子たちを生かすために、間違いなくやる」と、使命感に燃えているようだった。
猫の避妊・虚勢は、ほぼマストだと思っている。
家猫の場合は、万全の管理と病院のセレクトも重要。
だけど、そこはどうしても飲み込めなかった。
人間と猫は違う、と言うだろうけど。
出産経験がある方だったのだが、元気に産みたいと思っただろうに、
自分に何があっても、子どもは守りたいを思っただろうに。
オペ後即リリースも、本当はあまり賛同できない。
人間も同様だろうが、手術後の体力の低下は必ずある。
妊娠して体の状況が変わっているにも関わらず、
全身麻酔で開腹、胎動ある子達を除き去られ、
気づけば外に出されている。
ごはんを驚くくらい食べ、お腹を舐めて、出産準備をする母猫。
その急激な変化に、体や気持ちはついていけるのだろうか?
地域猫活動や、TNR活動に参加していけないのは、そこがネックになっている。
「産まれるところだった。セーフ!」といってまで、すべき事なのか。
そこは割り切ったり、自分に言い聞かせたり、思い込んでまで、
関わっていく事はできない。
活動しようがしまいが、関わろうが関わらなかろうが、
個人の自由と言えば、それまで。
でも… 無責任な餌やりさんや多頭飼い・外飼いの人達を説得にも苦戦し、
動物好きであっても、私のように極端な堕胎避妊手術に戸惑いを感じる人達も巻き込めず、
ひたすら少人数で突き進む自転車操業的活動であれば、危うさを感じる。
なぜこれだけの情報社会において、
知っている人が少ないのか、参加する人が少ないのか、
話題にする人が少ないのか。
十分な議論が足りないのではないか。
出口もわからないまま猫達に苦痛を味わわせてるこの国や状況って、
どうなんだろうか。
ドイツに1週間いた時は、猫を1匹も見なかったな。
みんな室内飼い、野良猫はすぐに施設に保護され、
新しい飼い主を見つけられるそう。
できる国と、できない国。
できる人達と、できない人達。
奇しくも、原発をやめると宣言した国と、やめられない国でもある。
いや、偶然ではなく、想像力や行動力、参加意識やコミュニケーション力といった、
人間力の明らかな「差」かな。
↓日本はまだココ。遅過ぎ。今頃。
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避難所のペットOKに=自治体向けガイドライン作成―環境省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130511-00000061-jij-pol
2013年5月11日(土)15時57分配信
環境省は11日、地震などの災害時に被災者が避難所や仮設住宅にペットを持ち込むことができるよう、自治体に受け入れ体制の整備を求める方針を決めた。今月中に受け入れのガイドラインを作成し、自治体、関係機関に配布する。
東日本大震災では、避難所への持ち込みを拒まれ、ペットとの車中生活を余儀なくされる被災者が見られた。また東京電力福島第1原発事故が発生した福島県では、警戒区域内に犬や猫などを残して避難し、餌不足で死なせてしまうケースがあった。
同省は、ペットを家族の一員と捉え、「一緒に避難することが被災者の心の安定にもつながる」(動物愛護管理室)と判断し、避難所、仮設住宅での受け入れを自治体に要請することにした。