以前の私は、なんでも自分一人で抱え込んでいた。

で・・・『どうにかなるさ★してみせるさ(邪)』と、全てをこなしていた。

それは、子供の頃からで・・・私の周りは『なんでもできちゃう子』と思われていたらしい・・・。それは、親でさえも。

気がついたら・・・『助けて』と言えない子になっていた。

私の中で人に助けを乞うことは『イコール負け』になっていた。



高校を半年で中退し、翌年定時制高校に進学。そして更に翌年、看護学校に入学し二年間ダブルスクールをこなした学生時代。
半日、病院勤務→看護学校→高校・・・の日々を続けた。勿論、学費や入学にかかった諸経費は全部自分で払った。

・・・どんな事をしてでも卒業してやる。誰も助けてくれないのなら自分でどうにかする。すればいい。

それは、自分の為に学校に行くというよりも見返してやるという執念だったような気がする・・・。

二年続けて卒業し、卒業証書を抱え家に帰った時・・・母は、褒めてくれるどころか最初に行った高校の奨学金の返済をどうするんだ、お前のせいで他の兄弟が迷惑する!と、だけ言った。

・・・私は、家を出た。

誰かに甘えてみたかった。すがってみたかった。

でも、あの人もこの人も私を甘やかしたフリをした人は・・・必ずと言っていいほど私に見返りを期待した。
私を好きになってくれる人は・・・しっかり者の私が好き。
『お前は一人ででも大丈夫』この言葉・・・大嫌い。




彼に出逢って、こんな事を言われた。

『怒っていようと泣いていようと笑っていようと、nyaoはnyaoだよ。俺はnyaoが好き』

・・・しっかりしなくていいの?

・・・拗ねても泣いても嫌いにならない?

『それだけ甘えてくれてるんだー♪嬉しいな(^^)』

・・・ホントに?本気で言ってくれてる?

心の中で葛藤する。

でも・・・でも・・・でも・・・・・・・・


今は、この『陽だまり』の中で暖まっていよう。うん。そうしてみよう。