ホテルをチェックアウトして

すぐ近くのカフェでモーニングコーヒー。

ここで、GAOさんへのお手紙を、書く。


そして、練馬で待ち合わせ。

これも随分慣れてきた。



某ホールに着いて

受付をしているTさんに

昨日のパーティでわたしに質問された

Tさんの愛猫スモーキーちゃんの健康相談の内容について

わたしがお手伝いしている猫ボラの代表に

聞いてきたことを伝言。

わたしのうちには自宅猫と預かり猫を合わせて16にゃんいるけど

経験は浅いので。




今回の"unplugged" は

奇跡の4番。

こちらも初めての最前列。

4番なのに、椅子はGAOさんの正面の位置。



緊張。



この日も、前髪をおろしてジャケットを着てネクタイを締めて

どこまでもカッコいい。


わたしはGAOさんのメジャー時代を知らないから

当時にタイムトリップできないけれど

GAOさんが歌いながら感情移入して

目を潤ませて

その姿にもらい泣きしょぼん


今日ここに来れなかったNedZさんたちのために

心を込めて歌うGAOさん。


ものすごい苦労と苦難を乗り越えた美しさを

初めてテレビで観たときに感じて

言葉の美しさにも惹かれて


性別も年齢も知らなくて

ロックでデビューしたことも知らなくて

デビュー曲を初めて聴いたときびっくりしちゃって

わたしの長男の名前とほぼ同じタイトルの曲を初めて知ったときもびっくりで

それでも一瞬で惹かれた気持ちは

ますます膨らんで

初めて次男と某ホールに来たときの緊張感を思い出して




最前列の真ん前で真顔で固まって座っていたけど

段々体がうずうずしてきた時

いよいよだわビックリマーク

初めての最前列を贅沢に飛び出して

最後列の後ろの空間に立って

さっきまで目の前にいたGAOさんに

気付いてもらえるように大きく手を降り

飛んで跳ねて大合唱していたけれど。



そこは初めて "unplugged" のライブに来たときの座席の位置で

この角度で見つめたあの日を思い出して


もう、号泣あせるあせるあせるあせるあせる


浄化されて

涙が溢れる。





今回、最前列だったので

次男は後ろのドアの近くに座らせてもらった。

途中で眠いとか気持ち悪いとかトイレに行きたいとか

何度も最前列から出入りしていては周りの方々が落ち着かないから。

ライブが終わったら、1度だけトイレに出ただけだと言う。

成長したなぁ…



西日本に来ていた台風の影響で、

新幹線が止まったら

喜んでもう1泊して2ndライブに参加するのに

どうしても深夜バイトが休めないから


そこまでの贅沢は

今のわたしには、まだ手に入らない。


1stライブが終わったら

練馬駅に戻り、みんなとお茶をする。

この時間がないと、このまま帰ってすぐに出勤するのは

さすがに悲しい。

いつまでもじっくり余韻に浸りたいのに。



いつもわたしと一緒に1stで帰るNedZちゃんが

今日は行けない理由がないじゃない!!とわかって

2ndに向かうために立ち上がって歩き出したNedZさんたちを呼び止めて

一緒に2ndに連れていって、と、かなり強引に押し出して

そして、みんなを送り出したあと

また涙が溢れて…


もうひとり、一緒に新幹線の駅まで行ってくれるNedZちゃんに慰められる。


いつも割り切ってちゃんと素直に帰るのに

期待しちゃったからかな。

でも、気持ちは急遽参加のNedZちゃんに託したから

笑顔で帰る。



ところが、山手線の中で次男が『中二病』的な発言。


(反社会的な行動や不良を演じ、格好いいと思い込んでいる。根は真面目であったり、臆病であったりするので本当の不良にはなりきれない。喧嘩や犯罪行為に対する虚言が多い。)


これは許せない。

新幹線で説教だ。


そして、初めて、うちの家族構成の話を告白。

隠していた訳でもないし、長男の小学生のときの持ち物に旧姓の苗字が残っているのも見ている。

再婚同士、ということまでは実感してなかったようだが

わたしが1回目の結婚で、夫から『死んでこい』と毎日怒鳴られて毎日死のうと考えていたこと

それでも赤ちゃんだった長男を連れて逃げるように家出して

なんとか生きてきて、そしてパパと結婚して

わたしの人生のご褒美に、あなたが生まれたということ。

死ね、と言われた方は18年以上経った今でも辛いだけだということ。

だから、冗談でもゲームでも『死ね』なんて言わないで

生きていて。死なないで。そして誰のことも傷つけないで。






1stのサイン会の時

次男は昨日のパーティでGAOさんとツーショットで撮ってもらったチェキに、サインをもらった。

名前を聞かれて

『NedZさんに似た名前の男の子がいるからわかりにくいですよね』と言ったら

『あちらのゆうくんは遊ぶという漢字だけど、どういう字で書くのはてなマーク

GAOさんに見つめられてわたしが答える。

『優しい、ゆうです』




優しさ。


この2DAYSは

GAOさんとNedZのみなさんの

たくさんの優しさに触れることができて

温かかった。



(優しいと思ってた次男の、中二病発言にはがっかりしてガツンと説教したけど)


わたしにとって、次男とGAOさんのライブに行って

共有することが幸せなのかもしれない。


GAOさんの瞳は本当に優しかった。