よく聞かれる「図書館で一番 やりがい」を感じたこととは?
就活していると毎回聞かれるのがこれ。勿論というか、馬鹿正直な自分は言う。「利用者が求めているもの以上のものを提供できたとき」だと。これはその利用者が「本当に求めている」ものを自分の中で消化し、昇華しないと出てこないもので、けっこう長いこと勤務していた私も両手の指で数えるほどしかそれができたことがない。利用者のほとんどは、「図書館に行けば、なんでもある」という先入観。いやー、あのですね、普通に考えればわかるんだけども…。出版されてない本が、あるわけないよね?だけど不思議なことに、あると思ってる。だって「自分」が求めているんだから。求めている人間がいるんだから、「あって当然」というのが図書館に来る人の考え。わかる。うん、すごくわかる。でも、ちょーっと考えたらわかる。出版社も偽善で本を出しているわけでもないし、売り上げが見込めないものを出すわけがない、…と思うわけで。だって利益ないと、出版社の人間だって、作家だって、人間なんだからお金ないとご飯食べれないじゃん。そもそも無料で借りたいから図書館にくるわけで、そこに作家陣に還元しようって気はほんとどないんじゃなかな…。あっても、よほど気に入って自分の手元に置きたいって時以外は。なんて自分に都合のいい考え。でもそれが、自分が見てきた両者の大半。そうじゃない人もいるから、「大半」と書いたわけだけども。じゃあそのドンピシャで求めてる本がなかったらどうするか?それに近いものを探し出すのが司書の役割。しかし出されてもいない超絶ママイナーな内容のものを地方の図書館で見つけ出すのってなかなかに難しいんだな。前に本屋で働いていた時に客に聞かれたことがあるけど、「本屋は全部繋がっているから、△△書店にも在庫があるか訊いて」という内容。すんません。それ、その本屋に直接訊いて…。利益があげるのが書店の目的でもあるので、ライバル店と繋がってるわけがない。では図書館はどうか?同じ市内はまだしも、ほかのところはどうか?簡単に言ってみれば、「よそはよそ、うちはうち」なのだ。図書館すべてには統一ルールは法律にあるものがあるけど、それ以外はそこの図書館にあるマイルールみたいなもの。自分の家のルールが他人の家で通じるわけもないのは、さすがにわかると思うんだけども。これもそこそこ詳しくないとわからないことだと思う。大好きな作家がいて、図書館なら無料で借りれる。気に入ったら本屋でそれを買えばいい。うん、いいんじゃないかなと思う。その流れは。でも、勘違いしてもらったらいけないのが、本を買わないと「作家に印税が入らない」ってこと。自分がよいと思うものには還元していかないと、読みたい作家の新作は出ない。これは有川浩先生もブログで言ってるけどね。自分たちだってそうだ。サービスを提供し、それをお金に還元してもらっている。窓口で接客をしていると色んなことが起こるけど、「ある」なんて絶対を求めちゃいけない。そう思うなら、先に調べておくのが時間もかからなくていい。だってさ、人間は考えることがきちんとできる生き物だと思ってるから。