7月1日を(釜蓋朔日 かまぶたついたち)と言い、地獄の釜のふたが開く日です。

そして、7月30日に閉まることから旧暦7月は、まるっと1か月間がお盆の月とされ

この期間は、祖霊が戻ってくるだけでなく、いろんな霊が

あの世とこの世を行き来するともいわれています。

地方によっては、盆行事を月遅れで行う8月1日を釜蓋朔日とする所もあります。

川や海と同様に「井戸」もあの世とこの世の通路になることがあるようで

平安初期の参議として知られる小野篁(おのの たかむら)は

生前から、昼は朝廷に出仕し、夜は京都の六道珍皇寺にある井戸から

冥府へ通って閻魔大王の補佐をしていたといわれています。

皇太子に直接学問を教えるという東宮博士であり、武芸にも秀でた篁(たかむら)は

高位の貴族でありながら、私より公を尊び、清廉な生き方をした方だったようです。

京都六地蔵の作者でもあり、現世(うつしよ)と 隠世(かくりよ)の両界に貢献した

 

小野篁をそのうち訪ねてみたいと思います。

閻魔王に仕えて、友人や紫式部を助ける話など、小野篁をモデルにした

漫画やアニメもあって、現代でも愛されています。


     

過去に生きた人を想う民話は歴史の語り部。

切ないお話の中に、人を思う聖なるスピリットが込められていて

その魂が集合無意識に影響を与え、今も人の心の中に生きつづけている源流やも

知れませんね。


ちょうど今、海王星と土星が魚座で逆行していて、お盆の影響も受けています。

無理せず、あせらず、体調管理に気を付けて過ごすのが良さそうです。

軽い邪気は塩をひとつまみ入れた入浴などによって、自然に祓えるので

それほど心配することもありません。


玄関やリビングなどに置いておくと家のエネルギーを浄化してくれる石に

モリオン(黒水晶)があります。

土星の凶意を軽減する石のオニキスとも相性が良いとされています。

人間関係を調和させて、持ち主の生活を安定させてくれるアイテムなどを

取り入れてみるのもおすすめです。