2月の週末の某日、大阪市阿倍野区にある大阪一高いビルである、あべのハルカスを訪れた。


目的は、60階高さ300メートルの場所にある展望台、へ行くためのエレベーターである。


子どもあるあるなのか、自閉あるあるなのかは不明だが、自閉症の長男は最近エレベーターがブームで、エレベーターに乗ると喜ぶため、それなら大阪で一番のエレベーターに乗せてやろうという経緯である。


実は昔、あべのハルカス近鉄本店でアルバイトしていた。

当時は日本一高いビルだったが、そのビルの地下で働いていたのは、率直に私らしいと自分で思う。

そのような時代もあったものの、展望台に上がるのは初めてで、とりあえず百貨店のタワー館だと揚々とタワー館に向かった。

が、百貨店のエレベーターの案内階数が14階しかない…そこで、エレベーターの案内をしていた百貨店スタッフの方に展望台の行き方を尋ねてみた。

すると、百貨店を出て別のエレベーターに乗る必要があると教えてくれ、なんと、店舗外まで案内してくれた、さすが百貨店ホスピタリティである。

地下1階に降りると、展望台やマリオットホテルへのシャトルエレベーターがあり、そこから16階のチケットカウンターへ向かった。


チケットカウンターは、券売機と有人カウンターがあるのだが、私が療育手帳を持っているのに気づいてくれたのか、スタッフが有人カウンターの方に案内してくれた。

チケットを購入後、展望台へのエレベーターに向かったが、チケットのQRコードをゲートにかざすとゲートが開く仕組みで、長男はそれが気に入ったのか、その後家でもチケットでよく遊んでいた。

週末の午前10時頃だったが、さほど待つことなくエレベーターに乗ることができた、ただし、満員電車よろしくスタッフにエレベーターに乗るよう誘導される、大阪人の詰め放題根性がよく活きていると感じた、あれ違う?

そのため、行きのエレベーターは撮影できなかったが、帰りは客がめいめい乗って、ぎゅうぎゅうではなかった。


三菱製のエレベーター。

ドア側に表示されるのは現在の標高だが、エレベーターに乗っている時間は40秒ほどなので、すごいスピードで動いている。


ドアの向かい側の壁には光の演出。

長男が言うには、YouTubeに動画があるそうなので、エレベーター内部が見たいが大阪には絶対行きたくないという人は、ぜひYouTubeで検索してほしい。


さて、60階の展望台に到着すると(今回の目的はエレベーターであるので、もはやクライマックスは終了している)、大阪一高い場所からの景色が広がっていた。

せっかくなので、その景色はこのブログでは載せないこととする、大阪に絶対行きたくないという人は、諦めてほしい(多分YouTubeにあるんちゃうかな)。



少しおまけで、東大阪方面の景色、ちなみに矢印の建物は東大阪市役所(22階建)である。

誰が興味あんねん(ヤナギブソン風)。

59階はお土産売り場、58階はカフェになっている。

カフェは部分的に露天で吹き抜けであるため寒かったが、当時の気候は居られないほどではなかった。





ソフトクリームは550円、ちなみに、パインアメ味のソフトクリーム一択である。バニラすらなかった。

パインアメと言えば、阪神タイガースをアレに導いた立役者と言っても過言ではない存在である。

ソフトクリームは正直高いと思ったが(58階だけに)ボリュームがあり、次男が半分くらい食べた残りを私が食べたが、アメのシャリシャリ感もありおいしかった。


目的がエレベーターだったが、結果的には景色だったりカフェだったり、それなりに楽しめたと思う。

さほど混雑がなかったのも良かった。


さて、気になるチケット代である。

今回、最後に書くことにしたのは、これを書いたら最後まで誰も読まないのでは、と懸念があったからである。

今回、私と6歳長男(療育手帳あり)、3歳次男、0歳三男で訪れた。

通常料金は

大人 1800円
幼児 500円
4歳未満 無料

である…うーん…高い。

療育手帳で、本人と同伴者1名が障がい者料金になるため、

大人 750円
幼児 250円

となり、合計1000円で行くことができた。

4月からは値上がりするそうだ。


今回、電車か自家用車のどちらで行くか悩んだのだが、結局自家用車で阿倍野まで行った。

ハルカスまで歩いてすぐにコインパーキングがいろいろあり、料金は週末でも5、6時間1200円など、難波や梅田と比較して安いところが多いのは、天王寺・阿倍野のいいところである。

天王寺駅前の道路はごちゃごちゃしているのが難点ではあるが。