前回までのあらすじ。


特別児童扶養手当の申請のための診断書に必要な、検査結果を子ども家庭センターから受け取った。



キリキリスケジュールで検査結果の書類を受け取った翌日、かかりつけの児童精神科に向かった。


特別児童扶養手当の申請には、医師の診断書が必要になるが、発達検査については子ども家庭センターで受けたので、後は私に対する聞き取りだけで診断書を書いてもらえる。


長男は当然おとなしく待てやしないので、私だけで病院に向かった。



受付で、検査結果の用紙を提出。


しばらくして、診察室へ。

担当の先生から、長男の日頃の様子を訊かれる。

遊びだったり、食事だったり、睡眠だったり。

あとは発語、これについては、半年前にかかった時よりも語彙が増え、言葉で何か伝えたい(自分の要求ばかりではあるが)という気持ちが育っているためか、大いに前進していると思う。

…ただし、前回の内容を見ていただければわかるが、せいぜい2歳弱のレベルである。

一番驚いたのは、半年前、自分が話したことをすっかり忘れていたのだが、先生に「思いどおりにならないときにすごく怒る」という傾向について訊ねられたことだった。

これについては、とても改善されていることに気付いた。

たとえば、動画を見るタブレットの充電が無くなると以前は泣いたり怒ったりしていたものだが、最近はスンと切り替えて別のもので遊ぶようになった。

毎日見ていると成長を感じることはあまりないが、長いスパンで見ると、彼なりに成長しているのだと感じた。

(そういえば、発達障害の本で、高校生くらいまでは脳は成長する、と書いていたものがあった気がする)


診察は20分程で終了。

診断書作成には2、3週間を要するそうだ。

費用は3,000円。

支払いは受け取り時で、この日は診察代だけを支払いした。

病院のスタッフに、「特別児童扶養手当の所得制限に引っ掛かったり、申請が通らなかったりしても、診断書代金は返金できません」と、かなり念押しされた。

あの細かい項目を忙しい先生に記入していただく以上、いや、そんな大層なものでなくても人が動く以上、報酬が生じるのは自明の理だと思っていたので、どんな理由があろうとも、とても「返せ」とは言えないのだが…

なにか、過去にトラブルがあったのか…

(なんなら一筆書いても良いと思った)


何にしろ、申請にはまだ時間がかかりそうだ。


そういえば、市役所の国民年金課の窓口で、申請がたとえば1月末、申請が認められたのが2月ならば、1月分から手当が受け取れると言われた。

診断書が届き次第、急いで申請をしなければ。