前回までのあらすじ。


特別児童扶養手当の申請のために、かかりつけの児童精神科で診断書を受けとるために診察予約をした。


その後、市役所で説明を受けた。



児童精神科に、自閉スペクトラム症の診断書をもらうために、診察予約電話をしたとき、


「子ども家庭センターで、ヨウテのために発達検査した検査結果を、トクジの申請の診断書を出すために必要なので、もらってください」


と言われた。


改めて注釈するが、ヨウテ=養育手帳、トクジ=特別児童扶養手当、である。


発達検査の結果は、書面でもらえるように、検査日に頼んでいた。


2週間後、それが受け取れると聞いていたので、診断書のための検査結果も同じようにもらえるものと思っていた。


とは言え、病院の電話口の方は「電話して」と確かに言っていたので、一応子ども家庭センターに電話することに。


この日は、病院の診察日の1週間前だった。



子ども家庭センターに電話をする。


診断書のための検査結果が欲しい旨を伝えると、それを作るのに1週間かかるとのこと。


検査の日から、すでに2週間経過し、私が欲しいと言った検査結果は受け取れる日程になっていたので、すぐに受け取れるものと高を括っていた。


ところが、また別物らしい。


幸い、病院の診察日にはギリギリ(本当にギリギリ)間に合うスケジュールではある。



さて、ここで教訓。


電話しろ、と言われたらすぐ電話しろ。



私は電話が好きではない。


そもそも、人と話す…もっと言えばコミュニケーション自体が苦手なのだが、いち社会人として機能していくためには、最低限のコミュニケーションを、上手くできないのであれば、せめて迅速にしなければならない。


痛感させられた出来事だった。




きたる1週間後の某日、再び子ども家庭センターに電話をする。


受け取りに行く前に、確認の電話を入れるように言われていた。


書類は出来上がっているそうで、子ども家庭センターに向かう。


訪問後、受付に声をかけると、書類をすぐ受け取ることができた。


書類は2部。




発達ならびに知的能力に関する検査結果報告書。

これは、私用である。




診断書作成のための心理判定情報提供書。

これは、病院で診断書を書いてもらうために必要な書類。

病院に提出するものがこんなにあっさりした内容だとは思わなかった。

(一週間かかるって…モゴモゴ)

何はともあれ、長男の状態について、今まで漠然と捉えていたので、数値化された情報が手に入ったのは良かったと思う。

とは言っても、彼は数値には出来ない(優しさとか、愛情とか、ポディティブさとか)たくさんのもので構成されている、と、親としては思っているので、これが彼を説明する全てではない。


翌日、これを携えて児童精神科へ向かう。