保育所から療育について教えてもらった後日、市役所の障害児サービス課に、療育について相談に行った。
私が住んでいるのは大阪府東大阪市、その名の通り大阪府東部に位置する自治体である。
なぜ突然紹介したかといえば、障害児サービス課などという、今まで縁がなかった窓口を探すのに多少苦労したため、東大阪市に住む、これから障害児育児に邁進する方々に少しでも役に立つ情報を残したいという気持ちからだ。
さて、東大阪市役所の障害児サービス課は、8階障害者支援室の一角にある。
保育所の申込みなど、子育てのためにしばしば訪れた7階の子どもすこやか部とは管轄が違うので、注意が必要だ。
(私は散々エレベーター前の案内板で、「障害児サービス課が無い」と戸惑ったものだった。)
さて、無事に窓口にたどり着いたが、何から、どこから話せば良いか分からず、とにかく、発達障害を疑うこととなった一歳半健診から、保育園での心理士による検査、先日の児童精神科での自閉スペクトラムの診断まで、かいつまんで話す。
こんなとき、自分の話力の無さを嘆く。
療育について知りたいという旨は伝わったようで、役所の方はプリントを示して説明して下さった。
まずは、児童精神科で診断書を取る。
これも、療育のことを最初から頭に入れておけば、病院の診察時で「診断書出してください」と言えたのだが…
先見の明の無さ…いや、療育の必要性からそっと目を背けた、己の情けなさか。
その後、役所で療育を受けるための手続き。
相談支援員を見つけて、どのような療育を受けるか相談、療育の施設の決定。
この相談支援が、なかなか電話が繋がらないらしい。
役所の方のお話によると、どこも定員がいっぱいだそうな。
障害がある方は、そんなにたくさんいるのか、あるいは、障害者福祉のためのサービスは充足していないのか。
今できることは、診断書を取ることのみ。
千里の道も一歩から、先はとっても長い。
焦らずに、息子と歩いていかねばならぬ。
帰宅後、児童精神科に電話して、診断書が欲しい旨を伝える。
私だけ行って、診察を受けて?、すぐ診断書がもらえるらしい。
費用は1500円。療育用は簡単なものなのか、すぐもらえるそうだ。
予約が取れたのは2週間後だった。