ワタシが【幸福苑】の施設業務から訪問介護事業所・しらゆり入間に異動となって以降、それが呼び水になったというワケでもないんでしょうが、立て続けに若い男性職員が入職してきました。

 

ほぼ同時期に入ってきた大木翔太くんは、介護系専門学校を卒業した即戦力。やや細身で華奢な体格でしたが、介護技術は一定水準、物腰も二十歳そこそことは思えないくらい落ち着いていて、即戦力の触れ込みに偽りはありませんでした。訪問事業所の一番弟子で息子ほど年の離れた彼のことを、私は親しみを込めて”ショウちゃん”と呼んでいましたが、彼の方もワタシのことを親分と慕ってくれて”オジキ”などと呼んでいて、親みたいなものとはいえ893じゃないんだし、もうちょっと呼び方なんとかならんかとお願いしてその後は”アニキ”で統一していました。

 

ショウちゃんが入職してしばらくして、彼の友人である岩村航一くんが入ってきました。ヘルパー2級の資格は持っていたようですが、大学卒業後定職に就かずコンビニでバイトしたりしてるのを見かねたショウちゃんが紹介してきました。未経験ながら物腰柔らかく飲み込みもよいので、戦力になるのにそれほど時間はかかりませんでした。真面目な子だったので、表向きはそのまま”岩村くん”と苗字で呼んでいましたが、ちか子さんなど仲の良かったヘルパー仲間とは、介護士として大成しそうだからと彼のことを”ビッグガン(岩)”と密かに呼んでいました(笑)

 

さらにその後、募集広告から応募してきた竹田優斗くんも未経験のヘル2資格所持者でした。どこか飄々としたキャラクターで、安心して仕事を任せるまでに岩村くんよりは少し時間がかかりましたが、年の近い若手3人ではけっこう仲良くやってもいたようです。彼のことも苗字をもじって”バンブー”と呼んでいました(笑)

 

若手でいえば女性でも、20代前半の矢島麻美子さん(通称:マミちゃん)や、ワタシ同様施設から異動してきた同い年の江本直美さん、後にはさらに容姿がワタシそっくりの谷口春人くんやモデルのような佇まいの有働久美さんといった仲間も続々と加わり、ワタシとちか子さんを中心にしてこの中の何人かずつと休みの日や仕事終わりに定期的に集まって食事やカラオケを楽しむことが増えました。

 

この集団、ワタシの下の名前にちなんで【たけし軍団】と密かに呼ばれていたとかいなかったとか?( ´艸`)