また 台風がやってきた
ちょうど 前回の18号がきた頃
大佛次郎さんの 『 猫のいる日々 』 を読んでいた。
「 台風記 」 という
昭和36年に 神奈川新聞に掲載されたもの があり
偶然にも 台風18号のことが書かれていた。
風雨で
本が濡れてしまわないように備えるのだが
これが結構負担になっていて
猫の手を借りたい っていう話なのです。
大佛家の 十数匹のネコ達が
本を移動してくれたらなぁ・・・って妄想。
現実、
”台風が来ると知ってても 苦にしたり
心配したりするようなやつらではなかった” と。
大佛さんは ぼやいてます (^_^;)
ネコは ネコらしい。
当時は 台風がくると
豪雨で何百人もの犠牲者がでる
というような状況。
そういうこともふまえての
最後の一文。
「 この次の世には私は猫に生まれて来るだろう 」
- 猫のいる日々: 〈新装版〉 (徳間文庫)/大佛 次郎
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実際に一緒に暮らしたネコ達の話や
猫を題材にした小説など
いろんなスタイルで書かれたものが
集められた一冊。
ネコに対する愚痴なんかもありつつ
敬愛に満ちています。