まだキトンブルーをキープしている白黒ちゃんに対して、真ん中ちゃんの光彩には色がついてきた。
ゴールド・・・というか琥珀色。
真ん中ちゃんは、まだ子猫のくせにキリっとした男らしい顔立ちをしている。
涼しげな目元とシャープな輪郭。
これはイケメンになるぞぉヽ(*´∀`)ノ

キャットタワーの上で外を眺めながら黄昏ている様子なんか、いっぱしの男ではないか。

・・・・・眠かっただけかよ(ノ∀`)

この日、里親になってくれるSさんを紹介してくれたLさんからメールがあった。
来週、Sさんと一緒に、ちびにゃ~を1匹連れて帰りたいのですが、と。
一瞬、頭の中が真っ白になった。
そうだ。もうそろそろ里子に出す時期だ。
どんなに可愛くても、4匹全員をウチでは育てられない。
部屋の広さ的にも経済的にも。
それはわかっていた。
ちびにゃ~達が生まれてからこっち、日々成長するちびにゃ~達に翻弄されながらも、決まっているSさん以外の里親候補さんをずっと探してきた。
里子に出す理想の時期は2ヵ月~3ヵ月の頃。
ちびにゃ~の為にも里親さんの為にも。
ちびにゃ~達が幸せになれるように、信頼できる人に里親になってもらいたい。
できれば、ネットなどで全然知らない人にお願いするより、私に近しい人に里親になってもらいたい。
そう思って探してきた。
お別れの日が来るのは、最初からわかっていた。
でも・・・・
明確にお別れの日が見えると・・・・
寂しい!゚(゚´Д`゚)゚
メールをもらった後、Lさんと電話をしながら、メソメソする私。
ちょうど外にいたので道端で。
ハタから見たら、彼氏に別れ話を切り出された女みたいだっただろう。
片手にケータイ、片手にハンドタオルを握りしめて涙ポロポロ。
もちろん、Lさんが悪いわけではない。
にゃぁ子さんにちびにゃ~達を生んでもらえたのも、Lさんという力強いバックアップがあってのことだ。
しかも、Sさんという優しい里親さんを紹介していただいて、感謝感謝である。
でも、寂しいもんは寂しい(゚´Д`゚)゚
毎日、ちゃんとおっぱい飲めているか、先天的な異常はないか、病気してないか、危険はないか・・・みんなが順調に成長しているか気にしまくって、大事に大事に育ててきたのだ。
3ヶ月まで一緒に過ごすと、ますます離れがたくなりますよってLさんに言われたけど、きっとその通りだ。
だって、一緒に過ごしたのは2ヶ月にも満たないのに、こんなに泣いてしまうのだから。
そうだ。里親さんに引き渡すってことは・・・
そろそろ「ウチの子」を決めないといけないということだ。
せっかくのにゃぁ子さんの子供。
せめて1匹だけはウチで育てる。
そう決めていた。
最初に選ぶのは私たち。
それからSさん。
里親に名乗り出てくれた順に選んでもらうことにしていた。
まず私たちが、4匹の中から選ばないといけない。
選ばないと・・・・
えぇぇぇぇ・゜・(ノД`)・゜・
濃いちゃんも、真ん中ちゃんも、薄いちゃんも、白黒ちゃんもみんな可愛い!
その中から1匹選ばないと・・・orz
みんな、確実に可愛がってくれる、信頼できる里親さんにもらわれていくのに、選ばなかった3匹を見捨てるような気分になるのはなぜだろう。
里親さんに失礼な話である。
ただ・・・離れがたいのだ。