新城市、多頭飼育崩壊 その14 | ニャンとかしまい豊川 活動ブログ

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愛知県豊川市で地域猫活動を広めるボランティア団体「ニャンとかしまい豊川」の活動報告、お知らせなどを書いています

11月5日までに68匹の猫を、どうぶつ基金のチケットを使用して手術しました。





どうぶつ基金のチケットが発行されるとわかる前に、妊娠していたメス猫を6匹手術しており、合わせると74匹の猫をこれまでに手術したことになります。

ボランティアが預かりをしている猫をあと1匹手術したら、全匹の手術が完了する予定です。



【今後について】
他に保護する施設などもないため、基本的には手術した猫は飼い主の家へリターンしています。

大掃除やゴミ出しなどをして環境改善には努めましたが、今後も継続的な関わりが必要です。

まずは人馴れしている猫から、シャンプー、ノミダニ駆除、ワクチンなどを実施して里親さんを募集していきます。

きっと長い道のりになることでしょうキョロキョロ

今この現場に関わっているボランティアグループは豊川市、豊橋市のグループのため、距離的な問題もあります。
そこで、新城市在住の方で今後ご協力頂ける方を探しています。

私たちボランティアと一緒に、猫たちのために一肌脱いでもいいよ!ニコニコという方、是非ニャンとよまでご連絡をお願い致します!




【頂いた寄付について】
これまでにトイレやフードなどたくさんの寄付を頂きました。本当にありがとうございますえーん
フードは全てこの家の猫ために使わせて頂いております。
トイレに関しては、想像以上に多くの寄付を頂きましたので、余裕がある分につきましては未使用で保管させて頂いております。
今後、順次使用させて頂きたいと思います。

寄付金について。
ニャンとよが頂いた寄付金は全部で699,000円でした。
中にはお一人で50万円もの寄付をして下さった方もいらっしゃいました。
ご報告とお礼が遅くなりましたが、寄付を下さった全ての皆様、本当に本当にありがとうございました!!!!!




【支出について】
・医療費(手術代、内服薬、外用薬、検査代など)
・亡くなってしまった猫の供養代
・療法食、ミルク代
・ペットシーツ代などで

合計: 232,654円(11月6日まで)

の支出でした。

(※手術代→チケットが発行される前に不妊手術をした猫の手術代、足が壊死していた猫の手術代、片目失明の猫の手術代です。)

皆様に頂いた寄付金のおかげで支払いをすることができました。
本当にありがとうございます!!えーん


飼い主がいる猫のために多額の寄付を使うべきではない、とのご意見も頂きます。
飼い主とは話し合いを重ねて、猫たちのために自身で払えるものは可能な限り払うようにしていきます。

寄付を下さった方で、これまでの寄付の使い道や、今後についてご質問などありましたら、お手数ですがいつでもニャンとよまでご連絡を頂ければと思います。


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今回、初めて多頭飼育崩壊という問題に直面し対応を迫られる中で、色々と困惑することもありました。

多頭飼育崩壊は動物だけの問題ではありません。
超高齢社会、希薄な人間関係も要因と考えられます。
犠牲になるのは犬猫やその周囲に住んでいる住民です。ゴミ屋敷化、悪臭問題で迷惑をしている住民がいるのであればこれは環境問題でもあります。

最近、他県での多頭飼育崩壊がテレビで取り上げられていました。社会問題となりつつあるこの問題。

今も表面化していないだけで崩壊している現場、予備軍がたくさんいるはずです。



※11月25日追記※
チケットを使用して手術した猫の数に誤りがありましたので、訂正させて頂きました。チケットを使って74匹を手術したと書きましたが、実際にはチケットを使用して手術したのは68匹、チケットが発行される前に手術した6匹、合計74匹でした。申し訳ありません、お詫びして訂正させて頂きます。




by torachi