吉田みのりです。
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最近、「パターソン」という映画を見ました。
〜あらすじ〜
ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。
彼の１日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。
いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。
帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。
バーへ立ち寄り、１杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。
そんな一見代わり映えのしない毎日。
パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけない出会いと共に描く、ユーモアと優しさに溢れた７日間の物語。
あらすじは引用させていただきました！
この映画は、
主人公パターソンの毎日が描かれている物語で、
大きな起承転結があるような映画ではなく
淡々と日常が描かれている物語
・・・だと私は、見ている時に
感じたんですね。
（淡々としていて、途中で眠くなった🤣💦）
そして、見終わった後、
変わり映えしない毎日の物語だったなー。
特に事件はなかったなー。
大きく起承転結もなかったなー。
淡々とした映画だったなー。
と、感じたんです。
そう思っていたんです。
だってパターソンの1週間の暮らしが
淡々と描かれているだけ。
だけど、パターソンの日常は
代わり映えしない毎日
じゃなかったことに気付きました。
毎日同じルーティンをこなしている。
だけどその中ルーティンの中に
たくさんの変化がある。
・妻との会話や妻の行動
・職場の同僚との会話
・職場で起こる出来事
・常連のバーでの会話や出会い、事件
・自分が日々感じる気持ち
ルーティンで
一見、代わり映えのしない毎日なんだけど、
全く同じ日なんて1日たりともなく
日々の中で感じられる喜びやうれしさって
溢れているんだなぁ
ということに気付きました。
私が映画を見終わった後、
淡々と変わり映えしない毎日を
描いた映画だったなと思ってしまったのは、
自分の人生をそうやって
見ているからだということにも
気付いたんですよね。
代わり映えしないと思い込んでいたのは自分で、
本当は同じ日なんて一度もなかったんだ。
夫との毎日の会話
夫と過ごす時間
毎日する仕事の内容
人と会話する内容
食べているもの
自分が感じていることや考えていること
など、
同じ日なんて一度もない。
それに気付いたことで、
すごくうれしくなったんですよね。
特別なことをしなくても、
うれしさや喜び、きらめきはあって、
悲しいことや嫌なだなということも
感じられる自分であること。
人生の喜びを毎日味わっている。
素晴らしい毎日なんだ！って。
最近ね、私と夫、それぞれ忙しくて
ゆっくり2人で出かける時間が取れなくて。
2人で出かけられてない！
旅行も行けてない！
そんな風に考えたら、
すごくさみしい気持ちになったんですよね。
でも、「パターソン」を見て、
喜びって日常にたくさんある！！
と改めて気付くことができました。
毎日の会話
ふざけ合うこと
仕事帰りの電話・・・
2人でどこかに出かけなくても
旅行に行かなくても
喜びはたくさんあった♡
そもそも恋愛を拗らせていたときは
そういう心がほっとするような
穏やかな毎日を過ごしたいと思っていたのに、
それが日常になった今、あるものを
見ていなかったなぁ。
もちろん、どこかに2人で出かけることも
旅行に行くことも、したいことではあるけど、
それがなくたって、今すごく幸せ。
と、気付くことができた。
「ないもの」ばかり追いかけていたら、
ずっと永遠に幸せを感じられない。
「いま、あるもの」をちゃんと見れる人は
幸せをいつも感じていくことができるんだ。
機会があったら、ぜひ
「パターソン」を見てみてください。