アメリカでは、ペットと一緒に避難を希望する人
被災ペットへの対応が充実した背景には、2005年のハリケーン「カトリーナ」で、多くのペットが飼い主とはぐれたり、命を落としたことがありました。
2005年8月、大型ハリケーン「カトリーナ」が米ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマの三州を直撃、特に堤防が決壊したニューオリンズでは、市の8割が水没し、死者1800人以上という史上最悪の自然災害となりました。
ルイジアナ動物虐待防止協会の推定では、およそ100,000匹のペットが置き去りになり、70,000匹もが命を落としたとのことです。ペットを残しての避難を拒み、亡くなった被災者もいました。