中国の動物実験 「代替法開発」 は 日本の脅威・・・? | ご近所隊としっぽ達のブログ

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Aさん 
 中国では、代替え法の予算について多額の計上をしています。このままでは、日本はより一層諸外国から追い抜かされてしまうことは間違いないでしょう。
 
T先生 
 全然脅威になりませんよ。ただ、企業は動物実験反対に迎合して代替法を追求しているのではなく、精度とコスト、ヒトへの外挿性(予測性)の観点から代替法を追求しているのです。

Kさん 
 先生中国の「代替法開発」の動機が 「動物実験反対」「動物福祉」なんて さらさらない事は わかります。
只 予算かけて事業展開するのでは・・・と思っているのです。
韓国は法整備 中国は代替法開発 日本は?このままでいいのかな・・・という 気持ちなんです。
前に 日本が 本気を出さば「代替法開発」で世界的に名をはせる
力はあるが・・・予算がおりていない・・・というお話しでしたが・・・

T先生 
 日本の場合、もっと予算が必要であることは今回のレジュメでも
JaCVAMの小島肇先生が書かれているところです。

 代替法学会では中国・韓国の研究者が参加し発表しておりますが、
その内容はまだまだ「発展途上」という気がします。

 中国の研究者が欧米に留学していますが、その後本国に戻るかというと必ずしもそうではなく、欧米に留まるようです。なぜなら自由があるから。
したがってまだまだという気がしますが、決して侮れないとは思います。

 すなわち基礎研究ではまだまだ我が国が進んでいると思いますが、
臨床試験では大きな脅威になっています。
 我が国では、臨床試験のコストが非常に高いのですが、
中国では専門の大病院が少なく、有料病院が限られているので、
ここに患者さんがたくさん集まり、効率的な臨床試験が行われているという次第です。

 もちろん被験者はインフォームドコンセント(説明を受けた上での同意)
に基づき臨床試験に参加しています。

 動物福祉愛護の活動家が代替法研究の推進を求めて国に働きかけるということには、 生命科学研究を否定するものではありませんので、現実的な意味があると思いますよ。

発表資料(5.5MB) - JaCVAM
http://jacvam.jp/files/news/ws4_Kojima.pdf
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