精神科の月一回の受診に
連れて行こうとするも
様子が  明らかにおかしい おとん

おねしょしてることに氣付いて
とにかく着替えさせないと…  と
おかんと二人がかりで
着替えさせるも

ぐにゃぐにゃで  全く 身体を
立てていることができない

立つことすらもできなくなってる
おとんを
叱咤激励しながら
何とか  始末をし

あらためて
『今日は  お医者行くのやめようよ』と
言うと

さっきよりは
ちょっと  目が開いて
『行く』と言う…


この時
おかんが『熱があるんじゃないの?』と
体温計で  測ろうとするも
ぐにゃぐにゃで  ちゃんと
測ることができず…

側から見てて  どう考えても
しんどいやろ?と
思っているのに

おとん本人は
『どうしても行く』と言って
きかない…

しょうがないので  連れて行くことに

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pm4:30  起きたすぐよりは  多少 ましには
              なったものの  階段を  一人では
              降りれなくなっている  おとんに
              違和感

身体を支えて  階段を降り  車に乗せるも
午前中以上に 乗り込むにも  体の自由が
きかなくなってて…

それでも  行くと言って  きかないので
何とか  乗せて  車を走らせます


車の中で…  
違和感だらけの私は
おとんの異常さを  改めて感じるがゆえ
まるで  看護師のように
意識レベルを確認する程で

『〇〇さん  あなたは今から 
どこへ行くのですか?』と  大声で
助手席で 辛そうにすぐに 目を閉じる 
おとんに  問い続けます

すると…
おとん『…えっと  …えっと…ほら…  あそこだ… 』
わたし『 どこですか?  どこに向かっているのですか?』
おとん『……』
わたし『〇〇さん  どこへ 向かっているのですか?』
おとん『えっと  ほら  あれだ…』
(一瞬 目を開くけどすぐ閉じる)

わたし『じゃあ  誰に  会いに行くんですか〜?〇〇さん!』
おとん『…  ほら  あの …  あの人…』
わたし『誰ですか?誰に会いに行くんですか?』
おとん『…  えっと…』

こんなことを何度もなんども
繰り返しながら  ようやく病院に
たどり着く直前に
おとんは  ようやく  正しい
病院名と先生の名前を  口にしました

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pm4:45  病院について  
              車を降りようとすると
              さらに  状況は  悪化

おとんは一人では  
歩けなくなっていました

何とか  車から降りて
手を引きながら  
時間をかけて病院内に入り
受付を済ませて…

すぐに  診察室へ  入り
先生と対面


この異常さを  わかってもらえたら  と
ここに来るまでの状況の説明や
前日にクタクタになるまで
力仕事や根を詰めた作業をしていたこと
など  伝えたら…

先生『頑張りすぎちゃったんですね〜
春先はコントロールがうまくできなくて
自律神経失調症になりやすいですから…
ぼちぼちゆっくり  やって行きましょう』

…超・違和感



でも  ええカッコしいのおとんは
あらためて  先生から
『調子はどうですか?』ときかれると
『いいです  大丈夫です』と答え…


んなわけ  ないやろ‼️って
心ん中で  叫びましたが

先生があらためて
先ほどのセリフを言われるので
しょうがなく
『そう先生もおっしゃってるのだから
これからは もっと  ゆっくり無理しないで
 生活してね』と言う話で終わり…

帰路に着いたのです


おとんの動きは
さらに悪くなっていました

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pm6:00 自宅に着き 玄関前の階段を
             横で支えながらゆっくりゆっくり
             ようやく登りきった程で  
             家に上がり
             もう寝たほうがいいよね
             でも薬を飲まないといけないし
             お昼ご飯も食べていないから
             先に夕飯をちゃっと食べて  寝る
             ということになって…

夕飯を食べ始めたのですが…

動きが明らかにおかしい

まず  まっすぐ  座っていられず
机にほとんど突っ伏してるような格好で
スープが入っているお皿から
口にスプーンを運ぶことがうまくできない

こぼしてしまう

口ではないところへ持って行く

お茶碗を  持てない
箸が 全然違うところをつかもうとする

お茶も  口の高さまで
コップを持っていけない


…  違和感  だらけ

それでも  
机や 身体中  いろんなところに
こぼしながらも何とか  食べ終えて
薬も飲んで…


ちょっと  食休みしようと
おとんを  ソファーへ
移動した時…


おとんの手が  小刻みに
震えています


この時
わたしの中の
違和感アラームが
一氣に  
赤色に変わった瞬間でした

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つづきます