先日またダム活してきました。


まずは日光方面へ向かい、いろは坂を登って、金精道路を群馬県へ向かいます。


国道120号を走って、目的の丸沼ダムに到着!

思ったより看板が小さくて一回通り過ぎてしまった。


砂利の数台分の駐車場はありますが、トイレはありません。

出る時は少し見通しが悪いので、注意が必要です。


奥へ続く道路はロープが張られ、通行止めで関係者立ち入り禁止ですが、徒歩でなら行っても大丈夫です。

ダム堰堤上部へ行けるらしい。

気づかなかったので行かなかった。

行けばよかった。


近くには丸沼高原スキー場もあり、かなり標高も高いのですが、日陰でも涼しいとまではいかず暑くないという感じ。

でも汗もかかないし、ちょうどよい気温で気持ちいい。


自然遊歩道を下ると、堰堤の下流側正面に出られると。


遊歩道…ん?



ゆ、遊歩道?
これけもの道でしょ。
しかも結構下る感じ。
ハイヒールやトートバッグでは危ないと思います。

ローファーでまだよかった。

スニーカーにリュックとかの方がよさそうですね。

雨の後はかなり滑って危ないだろうし、うっそうとしてるので夕方も怖そう。

GWあたりまで残雪があることもあるようだから、ここは夏から秋がおすすめですね。

ここまで来たらやっぱりダムをこの目で見たい!

写真を撮っていかねばダムカードはもらえないので、勇気を出して頑張って行くしかない!

(車道を徒歩で行った先のダム上の写真でもダムカードはもらえるそうです)


下の大尻沼になんとか無事到着。

ヘビや虫がいたらどうしようと思ったけど、大丈夫でした。


お水は透き通ってきれい。


ダムより先に目に入った、これはなに?


ええ〜これで向こう側に渡れるんだ⁈すごっ。

実際渡った人が2人ほど対岸にいました。

でも男性ならいいだろうけど、これ絶対疲れるでしょ。戻りはへとへとで後悔するのでは。

このあたりでも水深2mくらいあるそうなのでやっぱり怖いよぉ。

後から考えたら対岸に渡るまでしなくても、これで真ん中まで行けばダムがほんとの真正面に見られたんだよね。やっぱり行くべきだったかな〜。


右手を見ると丸沼ダムが!

1931年竣工。昭和初期ですよ。

なんと作られてから92年も経っている、日本最大のバットレスダムです。

バットレスダムはコンクリートは少なくて済むものの、高度な建築技術が必要な上、地震に弱くメンテナンスコストもかかるため、1937年以降は造られなくなったそうです。

日本国内にバットレスダムは6箇所残っているのみ(作られたのは8箇所)。

関東ではここのみ。

「選奨土木遺産」「重要文化財」に指定されている、とても珍しく貴重なダムです。


見るからに複雑な構造で、製図する時点で大変そう。

これをパソコンも電卓もなしに設計し、重機も使わずに建造されたんですよ。

今それをやれって言われてもかなり難しいでしょう。

昔の人って凄すぎる。


上流側のコンクリート板厚は80cm程度とか。
100年近く経っても水圧に立派に耐えてます。

放流口のスライドゲートのステムが2本見えます。

放流口は水中にあるようです。

ここは東京電力管轄の発電用ダムで、ここで水を貯めて発電所に送るもので、空中に放流口はなくドドドッと放流はしません。

すごいものを見させていただきました。

いや〜感動!


また遊歩道を登って駐車場に戻ります。

脚がくがくになりましたよ。ひょえ〜。

運動不足〜。

過去いちハードなダム探訪になりました。


続きます。