私が元気な時は元気な音。
私が悲しい時は悲しい音。
私が怒ってる時は怒ってる音。

そんなピアノ。

昨日は生徒さんのコンクールでした。

こんな状況下の中。
コンクールが出来たことへの感謝。
参加された生徒さん、また親御さんへも感謝。

初めての賞、たてを貰いました。
お母様のほうが嬉しそうだったな。

子供より先を見ているのが大人で。
何か形にと考えるのがきっと親で。

最近思うこと。

私の音楽はピアノに現れてるんじゃなくて
生徒さんの演奏に現れている。

と。

ピアノは心の鏡だった。
小さい頃からずっと。
いまはどうなんだろう?

私はいまでもショパンが弾けないでいる。

また壁にぶち当たってしまった。

先生のショパンは明るいけど
最近聴いた演奏はなんだか切なかった。
本当のショパンじゃない。
私は先生の方が好き。と。

言われてしまった。

それはショパンじゃないんだよ。って。
私のはニセモノなんだよって。
どう言ったら伝わるのかもわからなくて。
言葉が出てこなかった。

好きじゃなくなったときに。
さよならを言うべきかと。

思ってるんだ。

私がさよならを言ったら
誰が悲しむだろう。

私がピアノじゃない仕事を増やしたとき
最初に悲しんだのは祖父母だった。

そうか。と。
一言言われた。

恋人との別れはいずれ来るんだよ。


まだ別れちゃダメですか?
もう別れてもいいですか?


もう私は。
いろんな意味での終止符を打ちたい。