暑い、熱い![]()
夏が来て、
熱中症が話題になると思い出します。
幼稚園の頃か、幼稚園に入る前くらいだったか、
6畳一間のアパートに住んでた頃、
お兄ちゃんにくっついて、近所の子たちと蝉取りに走り回っている途中だったと思います。
記憶の中では、
大きなハシゴが倒れてきて頭に当たってドーン
とひっくり返って、意識無くした
、
なのですが、
母の話では、
いわゆる“日射病![]()
”でいきなりドーン
と倒れた、
のが真相らしいです。
子供が騒いでいるのに気付いた管理人さんが、慌てて
うちまで抱きかかえて連れてきてくれて、
そのまま意識が戻るまで丸二日、
二晩の間、40度の高熱でうなされて寝ていたそうです。
運悪く、その日の夜は、お医者様が学会に出張していて都合がつかず、
お医者様に往診して診て頂いたのは、翌日の夜でした。
その時、母は、
「このまま熱が下がらなければ、危ないです。
今夜が峠です」
と、ドラマのセリフのようなことを言われたそうです。
峠と言われたその夜にも熱が下がらず、
しきりにうなされている自分を見て、母が半ばあきらめかけたその日の夕方、
ようやく熱が下がり、自分は意識を取り戻しました。
なぜか、お医者様が往診に来てくれたのは覚えていました。
部屋の上の方から、
往診に来てくださったお医者様の背中と、布団に寝ている自分の姿をその時見ていたからです。
そして、
意識が戻る間際に、綺麗なお花畑の夢を見ました。
ポツリと一人、誰もいません。
もっと向こうの方に、誰かいるような、何かあるような気がして、
向こうに行かなくちゃ![]()
と、夢の中で身体を動かしたその瞬間、
目を覚ましました。
その先には、賽の河原に三途の川があったのかもしれません。
身体が動いてそこまで行っていたらなぁ、
、、、と今でも思います![]()
