(やっぱりこれを書いておかないと。ケジメというか、昇華させるというか、消化するというか、浄化するというか。
誰が読むわけでもないのに、何度も何度も何度も・・・読み返して書き直しているうちに、ほんとにどんどん昇華して、書き始めた時とだいぶ違うものになってしまった![]()
![]()
![]()
)
2年前、同僚に、陥れられて、18年居た会社を辞めた。追い込まれて、行けなくなった、と表現するのが一番近い。
18年近く、努力して得た評価や地位、人の倍の働きを余儀なくさせられこなしてきた実績、なんてものは全て葬られ、
いきなり会社から、否定・不要の評価を、いとも簡単に、昨日今日きたような管理者の手によって下された。
感情で働く女が多い。
その同期・同僚の女は、ワタシを嫌っていた。理由があったわけではないと思う。虫が好かなかったんだろう。
ワタシの運気が落ちたのか、彼女の運気が上がったのか、
その時を得た彼女が、一気に、周りのみんなをひき込んで、陥れてきた。
思い通りにならない事のすべての原因をワタシのせいにし、自分の大きなミスや失敗さえ、棚に上げて、最終的にはワタシを貶める種にした。
そんな一人の女の言い分を鵜吞みにし、なんの事実確認もせずに、人に評価を下すバカ管理者。
イジメか憂さ晴らしの的になったか、バカ管理者から言い渡された、有り得ない仕打ちの異動命令。
その時、思い出した、初めてではない。
この会社から受けるこんな仕打ち、身に覚えがある。やっと乾いて瘡蓋になった傷跡が胸に残っていた。
それでも、えぐられ血の噴き出る傷口をグッと押さえて、頑張ってみようとした。でも、今回は、体が動かなかった。
裏で、同期の彼女が、自分を陥れるべく動いたのが丸わかりだったからだ。
職場にも事務所にも行けなかった。本社人事に直に電話をし、退職の手続きをとった。
あの時下された評価が、強力な接着剤のついたレッテルとなり、なかなか自分から剥がれなかった。
どこで何をしても人から嫌われる。否定される。
会社で仕事がどんなに出来てたとしても、そんなの何の役にも立たない。手に職なども何にもない。
自分には何もない。
要らぬ人間としか自分のことを思えない。
職場ではあいつらが清々したとばかりに、自分の悪口を好き勝手に言っているんだろう、と容易に想像できた。
ちょっと前なら納得いかないことには、やられても立ち上がり、どうにか取り戻そうとしたけれど、そんな気力は一切わいてこない、
かと言って、納得いかないことを受け入れることもできず、どうにも心が収まらない。
みんなに、よってたかって、クソ意地悪い方法で、自分の存在を否定された。思い返して、どんなに悔しくて辛くても、涙を流す力すらでなかった。
(この時、これ以上少しでも自分で自分の感情に触ったら、心か身体どちらか、あるいは両方、きっと壊れていたと思う。)
何もする気が起きなかった。
ぼ~っとしていても、心を休めることができなかった。寝ていても、身体を休めることができなかった。
そこそこの人生を生きてきたのに、結局、自分には何にもない。何の価値もない。
この半年前、18年間、肌身離れずそばにいて暮らしていたコマチ
を失った。
コマチ
を失った時、心のどこかに閉じ込めた喪失感も、一気に自分に襲い掛かってきたようだった。
何の気力も湧いてこない。身体を動かす力も、心を動かす力も、自分には何にもない。
―つづく―