見たかった映画、観ました。
実話ってすごいですよね。
中世ヨーロッパ、フランス王国、もう、別世界です。
この世界の『神』と人との関わり様が、なんともいえず好きです。
“勝てば正義、負ければ罪”
って結局、力の強いもの勝ちってことじゃん、と思うのですが、
勝負をかけて決闘しているのは人間でも、
その勝ち負けは神による裁き、神の仕業ということみたいです。
城とか、風景とか、街とか、食事とか着ているものとかの生活のシーン、目にするもの諸々、
これぞ時代、これぞヨーロッパって感じが、なんとも興をそそります。
(あー、ヨーロッパの人たちからしたら、日本の戦国時代とか江戸時代とかを、見る感覚なのでしょうかね
)
性に対する感覚が、日本とはだいぶ違って、(いろんな意味で)オープンって言ったらオープンではあるけれど、
やっぱり、どうしても、女が男に隷属的になるのは、どの時代もどの国も一緒なんだなぁ、と感じました。
非力な女を力で押し倒す男より、誘った女の方が悪だと言われるのも、世界共通で、
まあ、そう言われるのも、女の方が美しく、イケメンの心を奪って嫉まれたからで、
なるほど、やはり“美しい”って、それだけで罪なのか、と、誰かの言葉を思い出しました。
強姦された、と覚悟の訴えをする人妻マルグリット役の、ジョディ・カマーが綺麗でした。声もステキ![]()
なかなか面白い映画でした。
