中学2年になり、クラス替えして、自分へのシカトの風潮はなくなったものの、
同じ部活の子がいたので、その子はまだ自分へのシカトを継続しているようでした。
というより、やめられないでいる、という感じだったと思います。
すみません、やっと本題に入ります(笑)![]()
中2の夏休みの終わりに、その子が、
駅前の大通りがホコ天になり、テキヤさんが並ぶその“お祭り”に、
「ケンカしてたわけじゃないけど、もう普通に部活でしゃべったりしたいから、仲直りしよう。
仲直りのシルシとして、一緒に“お祭り”行こう
」
と、誘ってくれたのです。
すごく嬉しかったです。
シカトされても一人で耐えて、気丈に振る舞い、氷が解けるのを必死に待っていたのです。
やはり、自分を嫌ってシカトしてたわけでなかったことも聞けて、ホッとしました。
もちろん、快諾し、一緒に行くことになりました。
待ち合わせて、最初に会った時、2人とも緊張してちょっとだけギクシャクしましたが、すぐに打ち解けました。
駅までの道のり(
30分くらいかかります
)で、これから行くお祭りの話になり、その子に、
「今日、何買う?
私、、、
カメレオン!
絶対に買う![]()
すっごい楽しみにしてたの
色も決めてあるんだ
」
と言われ、
(カ、カメレオン
…(゚∇゚ ;)エッ!?
カメレオンの、おもちゃか何か?
人形とか?
何かのキャラクター?
『カメレオン』の正体が、今一つ分からなかったけど、
盛り上がっている友達に、水を差すようで聞くに聞けず、駅前大通りに着きました。
少しプラプラしていると、きょろきょろと『カメレオン』なるものを物色しながら歩いていた友達が、
「あ、あった![]()
ちょっと買ってくる
」
と走り出しました。
満面の笑みで戻ってきた友達の手にした物を見て、『カメレオン』の正体を知りました。
↑これ、『カメレオン』って言うんですね(っ゚Θ゚;)っ
棒のとこ持って、ピュッて振ると、ピューって伸びて、縮んで、シュタッと戻ってくる。
↑ピューってのびたとこ
ピュー、シュタッ、ピュー、シュタッ、って繰り返して遊ぶおもちゃ。
(なるほど、カメレオンの舌みたいですね)
満足気にニコニコして、ピュー、シュタッ、ピュー、シュタッ、としながら歩く友達を、横目で見ながら、
こ、これ、『カメレオン』っていうのか
っていう驚きと、
こ、これが、そんなに欲しかったのか
っていう衝撃に、
戸惑いを隠しきれず、言葉少なに歩いていると、
「ちょっとだけ、貸してあげようか?」
と、友達が、『カメレオン』を貸してくれました。
せっかくなので、4、5回振らしてもらいました。
・・・
・・・
意外と楽しい(´-`*)
ちょっと高いので、自分も買うほどではなかったですが、心揺さぶられる感はありました。
実は、仲直りのきっかけになったことよりも、
『カメレオン』の方が、
強く強く強く印象に残っている中2の“お祭り”の思い出です。
この日以来、『カメレオン』を見かけると、必ず、「これなんて言うか知ってる?」と、聞いています。答えられた人、いまだゼロです( *´艸`)
ちなみに、業界では「ペーパーヨーヨー」っていうみたいです![]()


