さて、『橋の下花子』 の一縷の望み絶たれた幼きニャンですが、

こんな望みを抱くようになるのには、

もう一つの理由があったのです。




ある日、買い物に連れて行かれた幼きニャン。


スーパーで出会ったどこぞのおばはんとニャン・母が、

長い長~い立ち話をおっ始めたのです。


長い長い長~い潰せぬヒマな時間。ほとほと嫌気がさして、


あ~、もう、ついて来るんじゃなかった、

クソっ!このおばはん、いつまでも話してんじゃネェよ( ̄へ  ̄ 凸


と、MK5(古っ)、カウントダウン寸前、

そのおばはんの言葉が耳に入ってきたのです。



「ニャンちゃんは・・・、

お父さんにも、お母さんにも似てないねぇ



ええええーっ



目の前がぱぁーっと明るくなりました。そうです、希望の光です。


でけでけでん でんでん-うる目ニャン


なんと、ニャン・母まで、



「そうねぇ、似てないわねぇ



聞いてないような素振りで耳はダンボのニャン・・・ソワソワ・・・

(大人の話に首を突っ込んだりしない“良い子”を

浅はかにも演じていたのです)


やっぱり、自分が今この家庭で暮らしているのには、

昼ドラ1本撮れるくらいの秘密があるのかも。

ニャン、実は富豪の家の子疑惑。


期待に胸ふくらませ、あらゆるシナリオ書き上げて、

妄想街道爆走中、現実に引き戻すおばはんの声が・・・













「あ、でも、お兄ちゃんに似てるわね













∑( ̄□ ̄;) がび~ん!・・・お、お、お兄ちゃん!


ニャン、一生の不覚!

父・母に似てないとは思っていたものの、

・・・ああ、そいつが居たか、お兄ちゃんガクリ




まったくDNAって奴は・・・おちゃめさんだな、

と、学校で遺伝の勉強をしたときに思いました。