かなり時間を置いた。

半年くらいだろうか・・・。

いや、もっとだ、1年はその話題に触れずにいた。

息を殺し、何食わぬ顔をし平静を装い、

奴が忘れてくれるのを、

気が変わってくれのを、

ひたすらに、ただひたすらに、

じーっと待ち続けていたのだ。



作戦決行の日は、今日、突然にやってきた。



買い物に出かけたニャンの財布の中身は、2,453円。

これで、命の火を持たせるだけ持たせなければならない。

今夜のおかず、明日のお弁当のおかず、

最低でもそれはbuyしてこなければならぬ。

(buyでなくgetしたいが、それでは犯罪だ)

場末のスーパーに行き、とりあえず、

今夜のおかずは買い物かごにチョイス アンド インした。

さて、お嬢のお弁当のおかず・・・と思ったが早いか、

私の目は、3個束198円を捉え、

私の手は、テープで巻かれて3袋一束になった

イシイのお弁当くんミートボールをしっかりと掴んでいた。



この瞬間、作戦決行の火蓋はきっておとされたのだ。






ニャ「ただいま~



おかえり~。夕飯ナニにするの?



ニャ「中華炒めだよ~



「やた音譜ナニ炒める?



ニャ「豚肉と青梗菜ともやしとエリンギ



「やったLOVE青梗菜大好きo(^▽^)o!






ここまでは、予定通りだ。さあ、次だ。

冷蔵庫に買ってきたものをしまいながら、

サラっと言ってのけろ!

そ知らぬ顔で、いつも通りの調子で・・・

ひるむな、ニャン・ボウ、さあ、行け!











お、お弁当のおかず、

ミートボール買ってきたぁうえうえ('-^*)/テヘ











「えーっ!

アタシ食べないって言ったじゃん( ̄へ  ̄ 凸


(ギクーッ・・・ヤバイ・・・やっぱだめか・・・



「あー、でも、いーよー・・・


(ぇ









え?!やった!「いーよ」って!「いーよ」って!

苦節1年、耐久作戦成功!

われわれは勝利した!

やっぱ、あのお嬢は気まぐれだ・・・モケケ・・・

そこに付け入るいい作戦だった・・・ヒュウゥ・・・

と、勝利の杯開けようとしたその瞬間、

UTA嬢からの、追撃が・・・













「残して持って帰ってくるから(゚Д゚)













わあ・・・撃沈ガクリ