「人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地増量仕上げ」の大賞受賞で終わったクソゲーオブザイヤ2011だが、そもそもクソゲーオブザイヤーが始まったのは2004年と7年前のこと。ただ、それ以前にクソゲーは数多く存在し、中には「デスクリムゾン」(エコールソフトウェア)や「たけしの挑戦状」(タイトー)といった史上まれにみるクソゲーも存在しているとか。もし、2003年以前からKOTYが存在していたら(ry。そんなわけで、それ以前のクソゲー達を紹介したいなあと思います。

ちなみに、クソゲーという言葉はみうらじゅんさんが1985年に「いっき」を評する際に言ったのが最初だとか。したがって、1985年から遡ることにします。題して、KOTY1985なんちゃって。

1985年はというとファミコンファミコンの全盛期で「スーパーマリオ」マリオが発売されて2ヶ月後の11月にサンソフトが「いっき」をファミコンに移植し、発売しました。

この作品自体は8方向で移動し、鎌で攻撃しながら、小判を8つ集めるといったオートソックスなアクションゲームだが、道中にある竹槍を取ってしまうと上方向にしか攻撃できないという罠。したがって、パワーアップアイテムを取るよりは鎌で戦った方がマシ。ちなみに、みうらじゅんさんは本作のファミコン版を遊んで「一揆は一人や二人でするものじゃない」とクソゲーとしてしまったが、操作性が悪いといったクソ要素はそれほどなくバカゲーの域を出ないんじゃないかなと思います。ただ、ボーナスステージのおにぎり投げは後の作品にも採用されたりとサンソフト作品の名物になったのは言うまでもありません。

「いっき」の発売から1ヶ月後にデービーソフト(現、ネットファーム)から「頭脳戦艦ガル」を発売されるがこれが「いっき」とは比べ物にならないぐらいクソゲーだったんです。

本作はファミコン初のRPGと称したが、その実態はれっきとしたシューティングでパーツを100個集めたうえでドラッグを倒さなければならないが、1ステージにつき1個しかパーツが出ないうえに全30ステージしかないことからドラッグに会うために最低でも4周はしなければならないうえに肝心のドラッグも画面に同化している上にスクロールされることから気付かずにスクロールアウトさせてしまい地底に戻されてしまうなんてこともしばしば。そんなこともあってか、このゲームをクリアするには忍耐力が試されることは確かです。

ただ、このゲームはパワーアップすることができる上に、敵にあたっても第一段階を除いてパワーダウンするだけだし、自機であるジスタス21の動きもスムーズである上に2方向にでるビームそれぞれに当たり判定があったりとこの当時のシューティングにしては上出来じゃないかなと思います。

ということで、1985年に発売されたクソゲーを紹介しましたが、それほど酷いゲームかというとそうでもなく、「いっき」に関してはクソゲーと評するのは無理があったのではと思います。