今年もクソゲーオブザイヤーがやってきました。って、これ自体は2ちゃんねるモナーの家庭ゲーム板での企画で授賞式もなければ、トロフィーオスカーもないけど…。

ちなみに、昨年の大賞はというと「ラストリベリオン」で斬新なシステムを搭載しながら「レベルを上げて物理で殴ればいい」と一蹴されてしまったんですね。ただ、これも本来はKOTY2009にノミネートされるはずだったが、発売延期で2010年にノミネート。そのまま、他のノミネート作を物理で一蹴して先行逃げ切りを達成しました。そんなこともあり、昨年は「ラストリベリオン」と並べる作品が登場するのか気になってしまったところがあります。

ただ、上半期こそは「ラストリベリオン」のインパクトの強さと東日本大震災の影響でソフトの延期もあったことからKOTYの門をたたくものがいなかったが、下半期には「人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ」や「街ingメーカー4」などといった粒よりのクソゲーが次々と出たこともあってかふたを開けてみると7作品もノミネートされたんですね。

ノミネートされた7作品の中から見事?大賞に輝いたのは「人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ」。昨年発売された「人生ゲーム ハッピーファミリー」でもKOTYにノミネートされたことがあるが、そのバージョンアップ版が大賞を獲得するとは驚きを感じました。というか、まるでバッチで改善されるのかと思いきや見事裏切った「ジャンライン」の再来かと思ったぐらいです。ちなみに、「ジャンライン」は大賞を逃したものの、バッチでひどくなってしまいました。一方、「人生ゲーム」はというとご当地ネタが追加された以外は前作からの変更点が絶無どころか前作のクソ要素を改善されないまま出してしまったうえに目玉であるご当地ネタも「長野県民はカラオケで必ず県歌(信濃の国)を歌う」など県民性を頭から決め付ける誤当地知識を混入させたり、鹿児島に出てくる100歳超えのおじいさんは若いサラリーマンだったりと間違いにも程があるという状態でクソゲーにさらなるクソ要素を追加してしまうという「ジャンライン」顔負けのことをやってのけてしまい、大賞を受賞してしまったんです。

ちなみに、タカラトミーのゲームがKOTY大賞を受賞するのは2008年の「メジャーWiiパーフェクトクローザー」以来の3年ぶりだったりするが、こういった不名誉な賞を何度も受賞すること自体ゲームメーカーとしては失格もいいところじゃないかなと思いますただ、タカラトミーは人生ゲームだけでなく、ポケモンプラスルのおもちゃを数多く出したりと玩具メーカーとしてはバンダイと並んで有名ではあるが、クソゲーを連発してゲーム業界に悪影響をもたらすのはちょっと複雑な気持ちですね。