今回からは数回に分けてローテーションバトルについて考えてみたいと思います。といっても、シングルとローテでは共通している点もあるので…。


はじめに、シングルバトルとは1対1で戦う対戦形式です。つまり、場にいるのは1匹なので相性が悪ければ交代するのが基本だったりします。それに対して、ローテーションバトルはというと1対1で戦うものの、場にいるのは1匹ではなく3匹同時。ということはシングルバトルでは交代しかできない局面であってもローテーションバトルであれば別のポケモンで受けながら攻撃するということもできるというわけ。これについては相手も同じことで結局はシングル以上に読みが試されるということになるんです。

ということで、シングルとローテの違いはこんな感じだが、ローテではシングル以上に積み技が使いやすいという傾向も。というのも、「つるぎのまい」や「ちょうのまい」などの能力の上げる技は「バトンタッチ」以外の方法で交代するとせっかくの積んだ能力が元に戻ってしまうという欠点があるんです。つまり、目の前で相性の悪いポケモンに交代させられて有効な技がなければシングルだったら別のポケモンに交代して対処するしかないけど、その際せっかく積み技で上げた能力が無駄になってしまうことも少なくはありません。ローテだったら回すことで上げた能力を保持しながら有利な技を持つポケモンで対処するということもできるので積み技が使いやすいということになるんですね。自分の場合はシングルで輝石ラッキーラッキーとブルンゲルブルンゲル(♂)コンビを使うことがあるけど、ローテでも同じことができるのかなと思います。というのも、輝石ラッキーを正面に据えて「みがわり」+「ちいさくなる」で要塞を築くわけだが、格闘技を使うと読み込んでブルンゲルブルンゲル(♂)に回して相手の格闘技を無効化しつつ、「ねっとう」でやけどを狙うということもできます。このように取り巻きのポケモンと直接連携できたりとシングルでありながらダブルの要素も含まれているんです。ただ、このコンビだと守りに長けても突破力がないのでガブリアスガブリアスやウルガモスウルガモスなどとった突破力のあるポケモンが必要になってくるけど…。

という感じで基本的にはシングルと同じであるものの、そこには駆け引きがあったり取り巻きのポケモンと連携したりとダブルやトリプルといったチームバトルの要素も含まれているんです。ということで、次回はローテにおけるパーティ構成について話したいと思います。