今回はニドキングを考察したいと思います。といっても、今回のルールはシングル前提だけど…。
ニドキング
タイプ:どく/じめん 特性:どくのトゲ・とうそうしん(夢:ちからずく)
HP:81 攻撃:92 防御:77 特攻:85 特防:75 素早さ:85
元祖「技のデパート」と呼ばれるほど多彩な攻撃技を覚えられるが、突出した能力もなく器用貧乏さが目立ってしまいそうな感じ。これぐらいなら考察する必要がなさそうだが、このポケモンの夢特性はというとなんとちからずく。この特性は追加効果が失われる代わりに威力が1.3倍になるというもので「技のデパート」と呼ばれるニドキングにとってはうってつけ。といっても、この特性が持てるのはブラック・ホワイトのみであるため、前作の教え技と両立できないという点で物理技に関してはそれほどの恩恵を受けていないといえます。したがって、ちからずくの特性を活かすのであれば特殊型が多いといえますが、物理型のないともいえませんね。なお、物理型のメインウェポンである「じしん」はちからずくの恩恵を受けないが、特殊型のメインウェポンである「だいちのちから」はちからずくの恩恵を受けるという点でその傾向に拍車をかけているんじゃないかなと思います。
なお、自分はというと無難にちからずく特殊型にしちゃいました。突出した能力がないといえども耐久に振らないとAS振りのテラキオンの「じしん」でさえも乱数1発と案外打たれ弱いので意識するのであれば若干耐久に振るというのも手じゃないかなと思います。ただし、あまり耐久に振り分けても特攻を削ってはニドキングの持ち味が無くなってしまうというジレンマも。ここはトレーナーの腕の見せ所か。なお、CS振りでもいいけど、耐久を若干振るなら素早さを最速メタグロス
を抜く程度に抑えてもいいかなと思います。
という感じでニドキングを考察しましたが、1つだけ忘れてしまったことが…。実はいのちのたまを持たせてちからずくの特性が適応される技を繰り出すとノーリスクで攻撃力を上げることができるんです。つまり、反動なしで1.3×1.3=約1.7倍と増強されるということに。ただ、1発当たりの破壊力は大きいものの、素早さが微妙な上に案外打たれ弱いこともあってか遅い相手に強いものの、自分より素早い相手にやや苦戦したりと意外と癖のあるポケモンといえますね。それでも、「ふいうち」を覚えられるのでラティオス
やフーディン
などの素早いポケモンであっても安泰とはいえませんね。