前回は「リンクの冒険」について触れましたが、今回はスーパーファミコン向けにリリースされた「神々のトライフォース」について話したいと思います。
これまで「ゼルダの伝説」は第1作目とその続編である「リンクの冒険」をリリースしましたが、前者は画面切り替え型のアクションアドベンチャーゲームに対し、後者は謎解きよりもアクション性の高めた横スクロール型アクションRPGでした。では、「神々のトライフォース」はというと厳密にいえば「ゼルダの伝説」を継承する形となったが、通常の斬りつけ攻撃のほかにボタンを押し続けることで力を貯めて回転斬りができるようになったり、物を担いだりダッシュすることもできるようになったんです。
しかも、物語の舞台も光の世界のほかに闇の世界というもう1つの世界があったりと第1作目に比べて広大になったのもこのゲームの特徴だったりするんです。ちなみに、闇の世界はというとかつてトライフォースのあった聖地だが、聖地を支配したガノンドロフの欲望によって闇の世界に成り果てたという設定でむやみに闇の世界に踏み入れると姿が変わってしまい、光の世界に戻れなくなってしまうとか。ちなみに、リンクのほうはヘラの塔でムーンパールを手に入れることで闇の世界に入っても姿を変わることもなくなるし、マジカルミラーを使えば光と闇とを行き来することができるのでご安心を。といっても、物語の後半は光と闇を行き来しながら賢者の血を引く娘たちを封印したクリスタルを集めることになるけど…。
という感じで「神々のトライフォース」をさっとみましたが、実は自分も始めてプレイした時には攻略本無しでは闇の世界を冒険することもままならないぐらいでした。しかも、最初の闇の神殿においてこの傾向が顕著で最初のプレイではボスであるジークロックが倒せなくてハンマーではなく、爆弾で仮面を破壊して弱点である頭の額を攻撃し続けたという記憶もあるぐらいです。その分、やりごたえは十分あったかなと思いますね。それもそのはず、2Dゼルダの中でも最高傑作と評されるのがこの作品なんだから。なお、次回はいよいよ「時のオカリナ」について触れたいと思います。