昨日、3DSの大幅な値下げが発表されたが、フレアレッドが発売してから2週間の動きをみると不信感が否めません。
確かにフレアレッドが発売した当時や「スーパーポケモンスクランブル」の発売延期が決定した時にこの値下げを予想できたのでしょうか過去半年の任天堂の株価の動きをみると…。
全般に右肩下がりの傾向だが、とりわけ6月は急激に下がって、今日はというと一時ストップ安という有様。ちなみに、6月はというと3DSが12万台に対して、PSPはというと11万7000台とその差は3000台余り。しかも、震災の影響を抜け切ったとみられる5月はというと倍以上の差をつけられたということから市場では3DSが不振であることをキャッチしたのではないかと思います。そこでこの間の3DSをめぐる状況をみると…。
1/8 NINTENDO WORLD 2011 ニンテンドー3DS体験会開催
1/27 PlayStation Vita(当時はNGP)を発表
2/26 3DS発売
3/11 東日本大震災発生
4/14 「パイロットウイングス リゾート」発売
4/20 PSP go出荷終了
4/21 PSN個人情報流出事件発生
5/28 個人情報流出事件でサービスを停止していたPSNのサービスを一部再開
5/29 この頃、3DSが累計100万台を突破。発売から13週目での突破はDS/DS Lite/DSiに比べると遅めで苦戦を裏付ける結果となる
6/2 カプコンから「バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D」を発売
6/7 ニンテンドーeショップ、3DSでサービス開始
6/8 E3でWiiUを発表
6/16 「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」発売
6/17 「ポケモン立体図鑑BW」配信開始
6/21 「いつの間にテレビ」配信開始
7/6 PSNのサービスが全面再開
7/13 「ニンテンドービデオ」配信開始
7/15 ニンテンドー3DSの折り込みチラシを配布
7/25 7月28日に発売を予定していた「スーパーポケモンスクランブル」の発売日を8月11日に延期
7/28 8月11日より3DSの価格を2万5000円から1万5000円に値下げすることを発表
と状況をみる感じ、キラーソフトが不足している点は否めないんじゃないかなと思います。ロンチで発売した「nintendogs+cats」の場合は前作の「nintendog」
がミリオンヒットしたこともあって、キラーソフトになりそうな感じだったが、ふたを開けてみるとそうでもなかった。というのも、このゲームを支えたのはいわゆるライトユーザーでいわゆるゲームマニアが買うかは難しいところ。実際、2万5000円という任天堂の携帯ゲーム機にしては高すぎる価格がゆえにライトユーザーが敬遠されてしまい前作に比べると今一つだったかなと思います。
それ以外のソフトであっても過去の作品を3Dにリメイクしたものは売れるものの、売りであった3D映像はというと時間が経つにつれて飽きてしまったという点はも否めないかなと思います。という具合にこれについては次回ということで…。