ヨウコさんが運営している一撃誌
において、興味のある記事が記事があったので読ませていただきました。
まず、強いトレーナーはプロ棋士に例えられるように読みが鋭いというのが挙げられます。ここで、ポケモンの対戦でこんな状況を考えてみます。なお、今回は見せ合い有りの6→3シングルとさせていただきます。
自分
サンダース(控え:ブルンゲル
、ハッサム
)
相手
ドサイドン(エントリーしたポケモン:ランクルス
、ナットレイ
、ラティオス
、ヒードラン
、ギャラドス
)
電気タイプのサンダースに対し、相手は地面タイプのドサイドン
と明らかに不利な状況なのでたいていの場合はブルンゲル
に交代するのが最適じゃないかなと思います。しかし、相手のほうは不利な(水や草タイプの)ポケモンを出してくることを見越してそれらに強いポケモンを交代することも考えられるんです。ただ、この場合はもし読みが外れてしまった時のリスクを背負わなければならないというジレンマも。この例だと草ポケモン
が出るだろうと思って炎ポケモン
を出したら水ポケモン
だったというのが該当します。したがって、相手の行動を読んでいくとこんな感じになるんじゃないかなと思います。
1.サンダースとドサイドンが対峙
2.不利なのでブルンゲルに交代したい
3.しかし、相手も交代を見越して水や草タイプに強いポケモンを繰り出すかもしれない
4.相手も見せ合い時でヒードランやナットレイが出ることも考えられる
5.それでも、ヒードランと対峙した場合はブルンゲルのほうがいいけど、ナットレイならハッサムに交代したほうがいいかも
という具合に序盤の情報が乏しい場で相手の行動を考えたらキリがないことも。ただ、このサンダースには「みがわり」をもっているので「みがわり」を貼って様子見してみるのもありじゃないかなと思います。よって、ブルンゲル
と交代するのがベストに見えそうだけど、「みがわり」を貼って相手の行動をうかがわせた方が有利の場合もあり得ます。これを将棋や囲碁の世界に例えると大局観を把握して次の一手を打っていくような感じなんでしょうね。ちなみに、プロ棋士では刻々と変化する局面の何手先を読み込み、最善の一手を導き出しているけど、最善の一手を検証するために時間をかけて考えることもあるとか。ただ、将棋の世界も直感で最善の一手を導き出すために何年もトレーニングを積んでいるようにこればかりは何十回も実戦を積むのみじゃないかなと思います。