そんなことはさておき、ファミコン以来、日本の独壇場であったゲーム産業はDS
やPSP
といった携帯ゲーム機は健全であるが据え置き機に関しては斜陽産業化してしまったことは否めません。その代わり、北米市場はIT技術を駆使したゲームを取り入れたりと日本の独壇場であったゲーム産業のシェアを奪おうとしているのが現状なんです。しかも、携帯ゲーム機市場も健全化と言えばそうでもなく、iPhoneやAndroid
といったスマートフォン市場の台頭もあり、脅かそうとしています。また、ファミコンを出した任天堂
もルーツは京都の花札屋という異名からおもちゃメーカーであることは確かです。つまり、日本のゲーム産業はおもちゃメーカーから発展して来ており、IT技術を駆使した北米製のソフトのクオリティに追い付けなくなってしまったというわけ。
ただ、アメリカの台頭をこまねいているわけではなく、一部のメーカーでは揮発な発想でこの逆境を乗り越えようとしています。ドラゴンクエストVIIIやIXの開発を引き受け、イナズマイレブン
シリーズやレイトン教授
シリーズを送り出しているレベルファイブというゲームメーカーもその一つといえます。レベルファイブの社長である日野さんはゲームとアニメとの融合が持ち味で最新作である「二ノ国」はあのスタジオジブリ
と手を組んだんですね。
一方、アメリカ側はというと分業化を図っており、CG技術や音響技術についてはその会社に任せるといったような感じでかつてのスクウェア(現、スクウェアエニックス)がゲームと映画の融合をキーワードに映像美のあるゲームを送り出したが、CGも自社制作だったのに対し、北米の場合はハリウッドの下請け企業に任せるというようにお互いに協力し合ってゲームを作ろうとしているみたい。
こんな感じでアメリカ側が最新技術を駆使したゲームを出していくと日本も負けじと得意なコンテンツを活かしたゲームで対抗していくような感じでいたちごっこのような感じだけど、最後はマイクロソフトが開発したキクストという技術を日本のゲーム会社も取り入れようとしていることを挙げていました。
ただ、言えることは10年以上前にスクウェアが考えていたゲームと映画の融合はアメリカのIT技術で開花し、3DテレビやキクストもしくはPS Moveという直感のコントローラの登場でさらなるステージへ進もうとしていると思います。上の画面のように元気ロケッツの飛び出すPVもゲームと映画の融合があってこそかもしれませんね。
という感じでゲーム・レボリューションをみてきましたが、あれが2回であったというのは視聴後だったこともあり、再放送で救われた感じです。個人としては今後もこんな企画をやってもらいたいと思いますね。